台湾を自転車で一周してきました。
本当に最高の体験ができました!
台湾政府が環島1号線を完成させ、今では世界中からたくさんの方が環島に挑戦をしています。
11/13から11/22にかけて10日間の自転車輪行で環島を達成しました。
「環島は感動の旅である」という言葉通り、数多くの感動がありました。
自転車道路が整備された台湾は、自転車初心者の方にも環島(台湾一周)はお勧めできるなと強く思いました。
この記事では気づいたポイント、コツ、初心者に台湾自転車一周をおすすめする理由をシェアしたいと思います。
僕が死に物狂いで入手したノウハウを書きましたのでご確認いただけると助けになると思います。
関連リンク:【環島】台湾自転車一周旅行のコツ:絶対に必要な持ち物
台湾自転車一周が初心者に優しい理由
僕自身が日本ではママチャリにしか乗らない全くの初心者です。それでも自転車で台湾を一周できたので、やはり自転車初心者にも優しい国なのだなという結論に至りました。初心者に優しい理由を説明します。
とにかく親日すぎる
前評判通りものすごく親切で優しかったです。
一緒に自転車旅のルートを調べてくれたり、台鉄(台湾のJR)に自転車の積み方を電話して問い合わせてくれたり、ありとあらゆるところでビールや食事をおごってもらったりしました。
助けを求めて話しかけても、台湾人と日本人の見分けは付かないので、多くの方が中国語(台湾語)で話しかけてきます。そんな時は魔法の言葉があります。
「 ウォ シー リー ベン レン」(私は日本人です)
台湾の人は非常に親日なので、日本人と気づくとさらに親切になると感じました。
田舎で道を尋ねたら「少し待ってね」と家から原付を持ってきて、目的地まで案内をしてくれたりもしました。
「何か困ったことがあったらすぐ連絡して」とライン交換した人数は10人を超えました。
いつでもどこでも台湾の人たちと写真撮影
食事がものすごくおいしくて日本人の口に合うし、安い
台湾料理は数多くのバラエティがあり日本人の口にもよく合います。
こういった料理を提供するレストランや屋台はどこに行っても無数にあります。
魯肉飯(ルーローファン) 50元(180円)
牛肉麺(ニューローメン)
お粥屋もあるので体調がすぐれない時にも安心です。
海鮮粥(130元)480円
3日もすると無性に日本食が食べたくなりますが、その点も安心です。
日本のラーメンチェーン、日本の回転寿司、たこ焼き、カレー(具体的にはココイチ)も都市に行けばかなりの数があります。
セブンイレブンのカレー(ジャワカレー)
大きな街には夜市が出ていまして、お金を節約したい場合は屋台で食べると安いです。
お腹いっぱい食べても500円で済みます
街によっても夜市の雰囲気が違うので、夜市巡りも台湾旅の楽しみの一つです。
南の方が空いていて雰囲気は良かったです。
物価が安い
食べ物、宿代、電車代、タクシーすべてが安いです!
ご飯もローカルな食堂で300円も出せばかなりお腹いっぱいになります。
ゲストハウスも2,000円以下で泊まれます。
【環島】台湾自転車一周で僕が実際に泊まったホテル・ゲストハウス・安宿の紹介
僕は12日間の滞在で自転車レンタル代、ホテル代、ご飯代、観光代、サーフィン代、全部で7万5千円でした。
自転車を持ち込めばもっと安く済みます。
自転車がとにかく走りやすい
環島1号線のルートを辿っていけば迷わないので大丈夫です。
この写真の通りでして、真ん中の二本線より右側は全部自転車orバイクの専用道路です。
コンクリートの割れも99.9999%の道でありませんでした。
どこに行っても小石すら落ちていません。
ものすごくスムーズに自転車が進みました。
基本的には環島1号線をずーっと走っていけば台湾一周できるように設計されています。
スマホをお待ちの方はこちらのリンクをクリックすると、Google Mapと環島1号線が同期されるので迷うことなく旅ができます。
自転車が現地でレンタルできる
Giant発祥の地、台湾。現地には無数に自転車レンタル屋さんがあります。
私は海外サイトで評判の良かったMathew Bike(マシューバイク)でレンタルをしました。
関連リンク:台湾一周のためにレンタル自転車を借りる方法:僕が実際に借りたおすすめの店
実際にみんなフレンドリーで本当にお勧めです。このページを見せると少し嬉しいことがあるかもしれません。
「日本人が来たらスペシャルケアしてあげてね」と伝えておきました。
自転車は大手のGiantからもレンタルできます
Giantからもレンタルできます。
Giantで借りる最大のメリットは乗り捨てができることです。
台湾各地にGiantのお店はあるので、途中で無理だと思ったら最寄りのGiantで返却して帰国することもできます。
しかし、最大のデメリットは予約が非常にめんどくさいことです。(そもそも中国語ページしかない)
なので、やはりMathewBikeをお勧めします。Mathew Bikeはネットでのレスポンスも早く、ヘルメット、修理キット等の装備もたくさんついてきます。借りた自転車もとても軽く、機敏に動き最高でした。
関連リンク:台湾一周のためにレンタル自転車を借りる方法:僕が実際に借りたおすすめの店
一人で不安ならGiantが環島ツアーを主催している
初めての環島で不安な方はGiant Adventureが主催するツアーに参加する手もあります。
30~40人程度でまとまって走り、サポートカーも一緒に走ってくれるので万が一の場合も安心です。
とはいえ、電車移動も使えますので自分のペースで走りたい方はとくに利用する必要もないかなと思います。
ゲストハウスに泊まればたくさんの出会いもあり、寂しさもあまり感じることないと思います。
※寂しくなったらお年寄りに話しかけると、高い確率で日本語を流暢に喋ります。
電車に自転車がそのまま積めるから楽
台湾政府が推しているので鉄道のサポートも厚いです。
体力やスケジュールに合わせて、鉄道を選択するのも賢いやり方です。
下記サイトにアクセス
●自行車種類→「非攜車袋自行車」を選択
●起程站→乗る駅を選択
●到達站→降りる駅を選択
●日付と時間を選択
●兩鐵環保運送班次のマークのある電車のみ自転車をそのまま積み込めます
注意点としましては、輪行袋を持っていないと乗れる電車は「かなり限られる」ということです。体感的には全ての電車の全体の1/10くらいしか載せられません。
輪講袋なしで載せられるのは、ほとんどが各駅停車の電車です。
各駅停車は本数も少ないのでしんどいです。
なので時間の限られている旅ですので輪行袋を持っていたほうが楽になります。
台湾の法律で、前輪だけ外すタイプの輪行袋は認められないそうです(Giant店員談)
僕が乗った電車は椅子を変型させて自転車を置く場所がありました。
自転車積み込み代金は大人の半額が徴収されます。とはいえ、それでもものすごく安いです。
具体的には台中~高雄までの長距離(約200キロ)を移動しても合計1,100円です。
自転車置き場がない車両は、車掌さんがどこに置けばいいか指示してくれますので従いましょう。
大抵1番前か後ろの車両になると思います。
インターネット環境について(SimかWifiは必須)
台湾ではホテルやカフェでWifiが設置されていますが、自転車で旅行する場合は移動中にGoogle Mapや情報検索を多用するので、SIMかWifiがあったほうがいいです。
スマホがSIMフリー化されている場合
このSIMカードをAmazonで買っておけば現地に着いてからSIMカードを入れ替えてパスワードを打てば使えるようになります。
現地の空港で契約するより安くつくので、日本で買っておくのがお勧めです。
・スマホがSIMフリー化されていない場合
→現地の空港で受け取れるWifiを予約しておくのがお勧めです。
台湾の通信状況については99.99%の場所で4Gの電波を拾いました。0.01%は深い山の中です。
それでも300メートル移動すれば問題なく電波を拾ったので、実質台湾全土で4G通信可能でした。
洗濯や自転車旅のコツ、必要な荷物について
こちらにまとめました。
【環島】台湾自転車一周旅行のコツ:絶対に必要な持ち物。経験者の僕が必需品やおすすめを余すことなく紹介します。
僕が死にもの狂いで得た知見ですので、ぜひ参考にしてください。
特に、フェイスマスク。必ず持って行ってください。台湾の異常な排気ガスとPM2.5にやられますので。
宿の探し方のコツ
台湾には数多くのゲストハウス、ホテルがあるので予算に合わせて選択可能です。
僕の場合、寝るだけが目的ですのでゲストハウスを中心に泊まりました。
値段の抑えられるゲストハウスは、世界中から様々な旅人が集まり、彼らとの出会いも楽しかったです。
台東の宿では宿泊ゲストからワインを振舞っていただきました。
宿選びの基準は「ExpediaかBooking.comで評判がよく、立地が良く、値段が最安に近く、南京虫(ベッドバグ)が出ないこと。」
上記をかなり重視しました。
インターネットの事前調査は英語と日本語でかなり慎重に行いました。
立地が良くないとレストランまで遠かったり観光に不便ですので、値段だけでなく総合的な選択をしました。
結果的にすべての宿がお勧めできる結果となりました。
関連リンク:【環島】台湾自転車一周で僕が実際に泊まったホテル・ゲストハウス・安宿の紹介。
台湾のゲストハウスはびっくりするくらいきれいで快適です。日本より良いかも。
たくさんの出会いもあるのがゲストハウスの魅力ですね。
ATMでの出金について
僕は楽天カードをATMに入れてキャッシングをしていました。
台湾の銀行では基本的に手数料を取らないので、お金が少なくなるたびに銀行かコンビニのATMに行ってお金をおろしていました。
台湾のセブンイレブンでは手数料が100元(370円)取られます。
台湾では100元あれば2食は食べられますので、緊急以外はセブンイレブン以外のコンビニか銀行でおろしたほうがいいです。
また、海外ではATMにカードを飲まれたり、移動中に落としたり「カードをなくす」という心配があります。
そのため、僕は常に3枚以上のカードを持ってリスクを分散させています。
少なくとも2枚は持っていきましょう
→楽天カード |最強すぎるカード、旅行保険などの特典多すぎ、年会費無料
航空券を楽天カードで購入すると海外保険が自動付帯します。キャッシングをしてもポイントが入るのでかなりお勧めです。
→Booking.comカード |ホテル代が最大16%、入会+利用で5000円キャッシュバック、年会費無料
Booking.comで予約をすると最大16%引きになったり、宿泊料の6%のキャッシュバックが受けられます。
入会&利用するだけで5000円のキャッシュバックがあるので、無料登録するだけで得をするカードです。
とにかく、海外旅行においてカードは多ければ多いほど良いです。
少なくとも2枚は持ちましょう。
ほんと、ATMにカード飲まれますので。1枚だとなくした時点でゲームオーバーです。
旅の日程について
僕は12日間の滞在で9日間掛けて台湾を一周しました。
自転車旅の方に向けてどんなイメージか書きましたので、旅行記をどうぞ。
環島の前に読んでおきたい本
地球の歩き方
ド定番ですが、地球の歩き方はやはり優秀です。
特に食事の紹介と、台湾の歴史については台湾を理解するのに役に立ちました。
台湾政府の発行する台湾一周サイクリングガイド
台湾政府の観光ページ → 台湾一周サイクリングガイド(PDF)
出発前のトレーニングから、おすすめルート、簡単なメンテナンス方法まで載っています。
また、台湾交通局のYoutubeで環島が紹介されています。
環島を達成した感想
自転車初心者の僕が環島を達成できた最大の理由は、台湾の方々の優しさとサポートにあると思います。
それほど最初から最後まで、何も知らない僕を台湾人の方々は助けてくれました。
最後にゴールの台北101が夕日の中で見えた時、僕は台湾の優しい人たちを思い出し涙が止まらなくなってしまいました。
関連リンク:台湾自転車一周旅行 Day9 礁渓温泉~台北
「環島は感動の旅だ」という言葉を多くの人から聞きました。そしてそれは事実だと胸を張って伝えられます。
すごく楽しかった。
まとめは以上となります。
このページを見て、環島に興味を持った方はぜひチャレンジしてみてください。
きっと、あなただけの特別な環島が待っています。その経験は一生の宝物になりますよ。
ご不明点、質問等ある場合、コメントいただければ返信致します。
それでは、みなさんの旅の安全を祈って
「加油!!」
関連リンク:【環島】台湾自転車一周旅行のコツ:絶対に必要な持ち物。経験者の僕が必需品やおすすめを余すことなく紹介します。
追記:帰国後GIANTに敬意を表してEscape R3を購入しました。
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