走行データ
高雄~車城~墾丁~佳楽水
走行距離:133キロ
走行時間:6時間15分
消費カロリー:4,586キロカロリー
難易度:★★★☆☆
今日は絶対にサーフィンをするぞ!
そう決めたので朝4時に目覚ましを掛けました。
早朝の高雄は排気ガスにも苦しめらずにものすごく快適でした。
「なんだ早く出れば早く到着するじゃないか」というごく単純なことに気づいた日でした。
今日の走行距離は102キロを予定。とりあえず波がありそうな最南端の墾丁を目指します。
100キロくらいならもう正直余裕です。
自転車にも慣れてきて、Giantで調整もしてもらったのでかなり快適な走り出しとなりました。
6:30 台湾の日が昇る
7:00 東港到着。街のはずれで朝食屋さんに立ち寄りました。
コツその1.食べられるうちに食べておくこと。
自転車旅では炭水化物がかなり重要と気づきました。
サンドイッチもおかわりします。
8:30 坊寮のセブンで台湾人サイクリストと出会う。
彼らは来月会社の指示で高雄から台北まで24時間寝ずに漕ぎ続けなくてはいけないらしく、今日はその練習をしているとのこと。
何の会社なんだよほんとw
さらにミカンの差し入れをくれた台湾人のおじさん。
過去に3回自転車で環島を達成したとのこと。ほんとリスペクトです。
美味しくいただきました。
9:30 その後も走り続けるも、時間はまだまだ余裕です。
早起きこそ最強のソリューションだと気づきました。
10:00 南に行くにつれて海水がどんどん奇麗になってきました。
風は無風。波もフラット。良い日です
うねりさえ入ればサーフィンできそうです。
11:00 休憩で寄ったコンビニにて。
恒例の写真撮影会&ライン交換。スター気分ですね。
差し入れでペットボトルの水をいただきました。ありがとうございます。
これは幸先よさそうだと波に期待しながら墾丁を目指します。
11:30 100キロ走り墾丁に到着。
墾丁では通りすがりにサーフショップがいくつかありました。
一通り地図と見比べてサーフィンできそうなビーチをチェック。
サーファーっぽい車が駐車場に停められているのを発見したので話しかけました。
「波すげーよかったよ!」
わー!テンション上がります。
自転車を停めてその先のビーチを見に行きます。
え?波、なくね?
サーフィン的に言うとすね~膝の超極小波。風はオフショア面ツル。
できなくはない、でもものすごく小さくて微妙。
どうしようどうしようどうしよう。
レンタルボードを探して近所をふらつくと、ハワイから来たという移住者に会いました。
「今日はどこに行っても波がない。佳楽水まで行けば夕方できるかもしれないよ。自転車だとかなり遠いけどね」
この時点で12:30。
体力も朝から走ったので体力はかなり限界に近づいていました。更に雨もザーザー降ってくるという悪条件。
選択肢は二つです。
- 明日の峠越えのために、車城に戻って体力を温存する
- 一か八か、20キロ先の佳楽水まで行って波があるかどうかに掛ける
悩みましたが優先事項はサーフィンをすること。
Google Mapで調べた佳楽水の宿に電話を入れて部屋が空いていることを確認。
A Fei Surf Inn Nanuという宿が空いていました。
20キロ先の佳楽水まで日没前に行くことを決意し、昼ご飯を取りました。
佳楽水周辺にはコンビニがないと情報を得ていたので、念のために軽食と水を大量に購入しました。
かなり強い雨の中ひたすら峠道を走ります。アップダウンが結構激しく水にも濡れているため著しく体力を消耗します。
雨が酷すぎて、最南端に来たことも気づかないくらいの視界の悪さで、記念撮影もできませんでした。
走ること1時間半。ついに20キロ先の佳楽水に到着。
駐車場に白人サーファーが集まっていたので、ここが佳楽水ですか?と聞くと返事はYesとのこと。
「今日は波が小さいけど、ファンウェーブだよ。たぶん今日一日ずっと良い」
期待しながらビーチを見てみると
ありました!!
グーフィーでサイズは腹~胸。風もかわしていてかなり良い感じです。
早速宿に荷物を置き、宿のサーフボードを400元(1,500円)で借りました。
「あなたはサーフィンビギナーか?」
「13年やってる。」
「ああ、じゃあ大丈夫だ。好きなの乗りなよ」
明日の朝も使っていいかと聞くと、うーーん。という表情だったので
「Keep it secret」(秘密にしておいてね)って言ったら笑っていました。こう言う場合は99%大丈夫ですね。
肝心の波はめっちゃメローで、初心者でも楽しめる感じです。
ボトムは玉石で規則的な奇麗な波の形。
ミドルをパンピングで乗り継ぐとインサイドまで割れてきて楽しめます。
がしかし、僕の脚はもう限界。
海に入った瞬間に脚の全ての筋肉が攣ってしまうという初体験をしました。
しかし、脚が攣ってもこのサイズの波なら余裕でサーフィンはできるなと確信していたので、休むことなく楽しみました。
海の雰囲気はとてもよく、「你好(ニーハオ)」と挨拶をすると発音の違いで外人と分かるらしく、日本語や英語で返事が返ってきます。
台湾人「自転車で来たの?やばくない?」
僕「あそこに見える崖のところ、全部さっき自転車で走って来たよ。」
台湾人「やばいでしょマジで。クレイジー」
海の中で数人と会話を交わし、台中に駐在中のNさんという日本人に知り合いました。
Nさんに佳楽水の波の乗り方のコツを教えてもらいました。
日が落ちるまで3時間半のサーフィンを満喫し、宿に戻り香港からサーフィン修業に来ているカップルと雑談。1か月間チャーロースイで修業するそうです。いいな。
暇だったのでNさんの泊まっている隣のゲストハウスに遊びに行きました。
チャーロースイは宿以外にレストランがほとんどないので、Nさんにお好み焼きを作っていただきました。本当においしかったです。
朝4時から活動している僕のお腹に一瞬で消えていきました。
更に、宿のオーナーのマックスにビールをもらいました。
泊まってもいない僕にこんなに優しくしてくれてありがとうございます。
今度は友達連れてマックスのところ泊まります。この時期はドミトリー800元とのこと。
佳楽水(チャーロースイ)泊まるなら絶対マックスのところがおすすめ。
施設はものすごいきれいだし、みんなフレンドリー。ポイントまで歩いて1分。
ビールをみんなで飲みながらサーフィン談義して記念撮影。
サーフィンすれば生き返ります。
マックスに峠越えルートを教えてもらいました。
200甲→200→26号線→旭海温泉→199甲→199→9号線
とくに200甲は景色がきれいだとのこと。
「車城まで戻らないほうがいい。すごく遠い。」だそうです。
あれ?これってGiantの店員がやばいって言ってた東側の海沿いの道では。。
「じゃあまた明日6時から起きてサーフィンしようぜ」と話をして就寝。この感覚、世界中のサーファーに共通しますね。
サーファーは分け合う、全てを分け合う。食べ物も楽しいことも全てを分け合いますね。
世界中どこでも同じ会話が交わされるサーファーと言う人種。僕は大好きです。
A Fei Surf Inn Nanuのベッドは寝心地が悪く、うなされながら就寝。疲れていた体に悪夢を見ました。
マックスの一舟浪館 On Board Hostelに泊まればよかったと後悔です。
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