走行データ
台北~新竹
走行距離 101km
走行時間 7時間
消費カロリー:3,480キロカロリー
難易度:★★★☆☆
朝、荷物をまとめて自転車を借りにMathew Bikeへ向かいます。
Mathew BikeへはMRT士林駅から歩いて3分で着きます。
11:00のお店オープンの前に数名の外国人がすでに待っていました。
予約してあることを伝え、27段ギアの自転車を受け取りました。
店員のMayはものすごく働き屋でとてもフレンドリー。
サドルの高さを調整してもらって、簡単にちょっと走ってみてと伝えられたので周りを少し走ってみます。
ペダルは驚くほどスムーズで、サイクルコンピュータの調子も良いです。
旅の荷物をパニアバッグ(自転車に付けるバッグ)に移して、自分の荷物はMathewBikeで預かってもらうことにしました。
「日本から持ってきたフリースいるかな?」
「そのジャケットは防水?だったら要らないよ。南のほう行けば特に暑いし邪魔になると思う。日本?東京?ライン教えてよ」
台湾人と仲良くなるとすぐにラインを聞かれます。
昨夜シンちゃんと屋台に行った時もお店の店員にラインを聞かれました。
お店に集まった外国人と雑談をして、「これが日本の行動食だ」と羊羹を配りました。
本当は台湾の子供たちにあげようと思っていたのですがまあいいですね。
ワイワイしながら12時過ぎにMathew Bikeを出発しました。
出発前の1枚。
台北を出発して、国道3号線経由で新竹を目指します。
3号線は川沿いを走って山を抜けて新竹に向かうルートです。
環島1号線の看板を追っていけば良いと自転車屋のMayに教えてもらいました。
そして、実は出発直後にこんなトラブルが起きました。
MathewBikeで軽く話をしていた外国人カップルがどっちの方向に行ったらよいか分からないとのことでした。
あちらから「一緒に行こうぜ(Let’s Stick together)」と言ってきたので快諾。
雑談しながら川沿いを走っていると「Stooooooop!!」と突然言われる。
彼いわくこの道は間違っているとのこと。
イギリス人「この道は間違ってる。おそらく3号線はあっちだ。」
僕「あそうなの。じゃあリードよろしく。」
イギリス人「Nooooooo! リードするのは君だ。僕は中国語が読めない」
僕「あそう、じゃああっちのほう目指していってみるか」
~~~数分後~~~
イギリス人「Stoooooooooooop!!!この道は間違ってる」
僕「やっぱ俺の道で合ってたんじゃないか?戻ろうぜ」
イギリス人「Nooooooooo!」
僕「じゃあどうしろっつーんだよ。俺だって初めてだし分からないよ、みんな初めてだろ」
イギリス人「いや俺ら漢字読めないしどうしろっつーんだよ」
僕「橋の名前も街の名前もアルファベットで書いてあるだろ。文句ばっか言ってないで解決策出せよ。てか、文句言いたいならお前が先頭走ればいいだろ」
イギリス人「Nooooooooooo!さっさと正しい方向に行け!」
僕「いやいや、リードしろって頼んだのそっちだろ。俺はイライラしてるやつとは一緒にいたくないんだ。俺はお前のガイドじゃないんだぜ」
~~~~数分後~~~~
イギリス人「Stooooooop!もう別々に行くことにする。Good Bye!!」
僕「オーケー、気を付けてね!」
こんなことがあり、別々に走ることに。
さて、台湾はほんとうに走りやすいです。
台湾を軽く自転車で走って感じたことは道がとにかくスムーズ。
自転車で走っても全くガタガタしません。
摩擦がないので、少しペダルを漕ぐだけでかなりのスピードと距離が稼げます。
道も迷うことはなく、基本的に環島1号線に従っていけば基本的にOKです。
とはいえ、初の自転車旅行。100キロなんて余裕だと意気込んでいたのですが完全になめてました。
台北を出発して30キロほどの山峡~大渓の山越えがかなりきつく感じました。
台北の隣、桃園市に入ったときすでに14時を回っていました。
自転車旅初の峠道、初心者にはきつかったです。
峠を越えて見下ろした桃園市。この時点で14:30やばいです。
先を急ぐも龍潭にて「胡椒餅」の看板を発見して休憩がてら食べます。
めちゃくちゃおいしい。15:20。
焦る。おいしい。焦る。おいしい。おいしい。
龍潭から3キロほど走った地点で環島1号線のサインを見失いました。
Googleマップを駆使して環島1号線まで戻りました。
大幅に時間をロス。日が暮れ始めてくる。新竹までまだ40キロもある。
戻る途中で見つけた小熊博物館。17:00。かわいい
環島1号線に戻り、新埔の街を通過するときに信号待ちで老人に話しかけられてご飯休憩。17:43。
この方は日本語が堪能でした。
「ルーローファンがおすすめだから食べていけ。30円だ!」
「昔な、日本人が日本語を教えてくれて、自分を子供のように可愛がってくれた」
だからそういうおじさんみたいな喋り方なんですね、と伝えると昔を思い出すように笑っていました。
おまけでタケノコのスープも付けてくれました。嬉しい
「新竹まではあと20キロだから頑張れよ」
腹ごしらえをおえたので、走り出します。
このサインを見るとなんだか安心します。
自転車はきついけど、この通りに進めば何とかなるという麻薬的安心感。
新竹に着いた時には18:30を回っていました。
ガイドブックにはものすごく小さく書いてあったのに、たどり着くと大都会でした。
日本でいうと仙台くらいの規模の都市です。
今夜の宿は古民家をものすごくおしゃれに改装した風のゲストハウスBlowin’ in the wind Hostel
かなり快適でオーナーもめっちゃ気さくでイケメン。台湾のアートカルチャーについて教えてくれました。
新竹はメインストリームに乗らないアーティストがたくさんいるとのこと。
たしかに、この宿もめちゃくちゃスタイリッシュ。
関連記事:【環島】台湾自転車一周で僕が実際に泊まったホテル・ゲストハウス・安宿の紹介
自転車は中に停めていいよとのことで遠慮なくレセプション横に停めました。
(その後全てのゲストハウスで自転車を施設内に入れられました)
人生初の100キロ走行。運動をし終えてもまだ体が火照っています。
冷水シャワーを3分ほど浴びて、体全体を冷やしました。
自転車に一日乗るとサウナに入っていたような状態になっているので、体を冷やさないと疲れが残るそうです。
洗面台で軽く洗濯をして、外にご飯を食べにいきました。
適当に入った鍋屋さん。
店員さんにおすすめを聞いたらこれが出てきました。
猛虎なんちゃらと書いてあったので、ラーメン中本の蒙古タンメンを想像していたら全く違うものが出てきました。
猛虎なんちゃら鍋料理120元(480円)ご飯付き。
結構ヘルシーな感じだけど美味しかった。
Giantのお店も宿の近くに発見。日本より3~4割ほど安いです。
さて、明日は早起きして出発します。
初の100キロも自転車走行。思ったより大変でした。
しかし、それ以上にわくわくが勝っていたので疲労はそこまで感じませんでした。
少し膝に違和感を感じたので、泥酔してマッサージして就寝します。
明日は念願の海岸線を走り、波をチェックしながら台中を目指します。
台湾に来たもう一つの目的は未開のサーフスポットを開拓すること。
サーファーとして見逃せない波を発見したら絶対に乗りたいと思います。
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