自衛隊辞めたい人
この辛さは何なんだろう・・・
民間の人に相談しても自衛隊のこと理解してない・・・
自衛隊の人にも相談できない・・・
という人のための記事です。
こんにちわ。
自衛隊を辞めるか悩みに悩み辞めた僕です。
自衛隊ってほんと色々と大変な組織ですよね。
気持ちはすごい分かります。
その気持、民間の人に相談しても絶対に理解してくれないですよね。
「自衛隊の常識は、世間の非常識」なんて身内で言い合ってる場合じゃないですよ。
もうすでに退職した僕ですが、自衛隊にいたときの「自衛隊、めっちゃ辞めたいんだが・・」の気持ちを言語化します。
この記事では、なぜあなたが自衛隊を辞めたくなるのかを言語化していきたいと思います。
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自衛隊、福利厚生は最高だけど自由なさすぎ
個人としての、自由がないですよね。
スペックだけ見ると自衛隊ってめっちゃホワイト企業だと思うんですよね。
- 衣食住無料
- 駐屯地備え付けの家電使用料無料
- 自衛隊内の病院無料
- 異常に高い防衛省共済組合貯金の金利
- 日本中で使える「自衛隊割引」
- ベネフィット・ステーション
生きてるだけでカネがかかる日本で、この福利厚生の充実っぷりは最強すぎますよね。
福利厚生においては自衛隊ほんと最強です。一生自衛隊やってれば一生生活に困ることはないですね。
しかし、しかしですよ。。自由がなさすぎませんか。
自衛隊っていう組織の都合上しかたないかも知れませんが、生活と仕事が一緒になってしまう自衛隊はやはり自由がないですよ。
「個人の充実 とは組織の一員としての個人を充実させることだ」
なんて言葉にとても違和感を感じたのが懐かしいです。
一番きつかったのは365日、24時間 自衛官であるということ。
外に出ても自衛官であることを意識してしまうし、地震速報での非常呼称に怯える日々。
ゆっくりなんてできねーな、と常に思っていました。
「個人としての自由がない」
これこそが自衛隊をブラックにしてしまう最大の原因かなと思います。
福利厚生、国民からの信頼、休日数を考えると超絶ホワイト企業なんですけどね。。
「個人としての自由がない」というのは僕にとっては辛すぎました。
もちろん、その自由さを諦められる人にとっては天国なんでしょう。それは一つの才能です。
自衛隊を辞めたあとは本当に自由です!
好きなときに好きなところにいられる!世界一周旅行だってした!
恋愛もたくさんした!外資系企業で働いたり、好きな仕事を自分で選べる!
副業だって起業だってなにしても自由!
シャバの空気はうまいぜ!
シャバにあって自衛隊にないもの、それは自由だと思います。
自衛隊、最悪死ぬ
自衛隊勤めてると、最悪死にますねw
もちろん死ぬことだって覚悟して自衛隊の仕事をする気持ちは分かります。僕もそうでした。
自分の死が今後、日本という国を強くするきっかけになるのなら、死ぬこともしょうがないという気持ちでした。
僕は施設科だったので、火薬もバンバン使ってました。
雷管扱いをミスったら手が吹っ飛びますね。
- 3夜4日の訓練でぶっ倒れる先輩
- 高所作業で落ちて怪我をする先輩
- ロープ降下して血だらけの先輩
- コンクリートの上で投げられて怪我をする先輩
- 警護訓練で突然痙攣する先輩
- 演習場で事故る車両
こういう事故を何件も見ましたね。
でもね、でもですよ。
民間の仕事でにおいて、そう簡単に手が吹っ飛ぶとか
仕事中にぶっ倒れて病院に運ばれるとか、同僚が車両に轢かれるとか
そういうの民間で今まで一回も見たことないですからね。
そもそも民間は闘う組織でもなければ、危険なことなんて必ず避ける方法を取りますよ。
死ぬのを覚悟して自衛隊入る気持ちは分かるんですよ。
民間の死なない安心感ってものすごい精神的に楽ですよ。
死ぬかも知れないって感じるのめっちゃストレスですからね。
感覚麻痺してくると思いますが、普通に自衛隊のペースで怪我してたら、民間の会社だったら普通は操業停止になりますって。
年功序列、仕事しない方が得
年功序列の組織ですよね。
どんなダメな人でも、続けさえすれば勝手に偉くなっていく組織。
そして、自衛隊の場合何が一番たちが悪いって、飯の数が多い人のほうが偉くなっちゃうところ。
もちろん民間にも年功序列の会社はありますよ。
でも、民間では仕事しない/できない人は絶対に偉くならないです。
ましてやそんなだめな人がパワハラしてくるとか絶対に民間ではありません。
残念ながら自衛隊ではそういう人、普通にいますよね。
「自衛隊の常識は世間の非常識」なんて言葉は、自衛隊のヤバさを包み隠すための言葉でしかないですよ・・
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人間としてヤバイ奴と共に暮らす
僕は人に恵まれたので、同じ部屋の先輩方は良い人でした。
僕は人に恵まれたので、同じ部屋の先輩方は良い人でした。
(大事なことなので2回言いました。)
一方で、僕の同期の部屋の先輩はとてもヤバい人でした。
- 洗濯するという概念を知らない
- 借金にまみれている
- 後輩から金を借りてパチンコに行く
- パチンコに勝ったとき、たまに金を返してくれる
- 暴力をふるってくる
やべえ、というかこんな人は普通、民間では面接に落ちますよ。だらしなさって滲み出ますからね。
しかし、自衛隊で運悪くそんな先輩と一緒になってしまうと逃げ場所ないですよね。
部屋から逃げたところで柵からは出れないので、日本一閉鎖的な空間だったなと今では思います。
民間の良いところは、同じような人たちと仕事時間だけ一緒に過ごせることですね。
仕事が終わったら、そこで人間関係は終わりです。
やばい先輩にマッサージをさせられることもありませんし、あなたのプレステが勝手に奪われていることもありません。
シャバは自由、空気がうまい!!
シャバは自由ですよ。
自由って素晴らしいなって思います。
個人的な話で申し訳ないですが、僕は自衛隊を辞めてからこんなことをしました
- 8ヶ月かけて世界一周旅行
- 世界中でサーフィン
- たくさんの恋愛
- 外資系企業への転職
- 好きな格闘技の追求
- 副業で生活への余裕
もうね、柵の外は自由なんですよ!
何したって自由。自分の意志ですべてを決定できる自由があります。
シャバの空気はうまい!本当にうまい。自由の味がする。
自由とは「自分に由る」と書きます。
自分の人生のコントロールしてるのは自分です。階級でもなければ国の方針でもない。
自分の人生をコントロールできるというのはとても楽しいことです。
門限もなければ、外出届も要りません。
安定した自衛隊を辞める時は少しだけ勇気がいるかも知れません。
しかし、これだけは絶対に覚えておいてください。アルケミストの中の有名な一節です。
世界最大のうそって何ですか?」と、すっかり驚いて、少年は聞いた。
「それはこうじゃ、人は人生のある時点で、自分に起こってくることをコントロールできなくなり、宿命によって人生を支配されてしまうということだ。それが世界最大のうそじゃよ
元自衛官はシャバで活躍できる、評価される
元自衛官という肩書、実は最強ですよ。
実体験なのですが、元自衛官て実はものすごく評価されています。
- 規律正しい
- きちんと挨拶できる
- きちんと報告できる
- チームワークを理解している
- 根性がある
「いやいや、自衛官そんなんじゃないから」と思った人もいると思います。
しかしですね、実態はガチでやばい奴でも、元自衛官という肩書で評価されるんですよ。
こういうのを錯覚資産といいますね。要は勝手にすごい奴だと勘違いしてくれるんですね。
相手が勝手に良い印象を持ってくれるんだから、そう思わせておいたほうが得ですよ。
錯覚試算としての元自衛官という肩書で得した例
錯覚資産として勝手に勘違いされる実例を紹介します。
- 会社のお年寄りの荷物を持ってあげる
→自衛隊でそういう風に教え込まれたと勝手に勘違いしてくれて評価される - 飲み会で先輩が橋をつけるまで食べない
→自衛隊でそういう風に教え込まれたと勝手に勘違いしてくれて評価される
(実は唐揚げが好きでないだけ) - 飲み会で盛り上げる
→自衛隊でそういう風に教え込まれたと勝手に勘違いしてくれて評価される
(ただ飲むのが好きなだけ)
とにかくですね。元自衛隊っていうだけでびっくりするくらい勝手に錯覚してくれるケースがたくさん民間ではあります。
その錯覚資産を活かすのだってビジネススキルの一つですよ。
とにかく民間では自分の持ってる才能を自覚したやつが伸びます。
思った以上に元自衛官て得しますよ。
自分の特徴をうまく活かしてサバイブしていきましょ
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「民間はキツい」という呪縛
「民間はキツイぞ」と僕は自衛隊時代に100万回は言われました。
完全に嘘でした。どう考えても民間の仕事のほうが楽です。
自衛隊と民間の仕事の最大の違いはこうだと思います。
- 民間は価値を作り出す仕事。
- 公務員は作られた価値を分配する仕事。
クリエイティブなことしたいなら絶対に民間です。
民間の仕事でも誰かを幸せにできるんですよ。というより、誰かを幸せにしたいという気持ちがあるなら民間で働くべきですよ。
「民間はキツイぞ」の会社に入らないために
しかしですね、実際キツイ民間の会社っては存在します。
いわゆるブラック企業ってやつですね。ブラックに入ったら普通にキツイです。
ブラック企業は絶対に避けましょう。
自衛隊を辞めるつもりが少しでもあるなら、絶対に転職サイトだけは登録しましょう。民間の転職市場を覗くだけで、今後の転職が余裕になってきます。
また、民間の求人を見ていると、どの企業がブラックなのかという「匂い」を感じられるようになってきます。
お勧め求人サイトはリクナビNextです。
会員登録だけしておくと、一般公開されていない求人も見れますのでぜひ情報収集をしてみてください。
まとめ、なんだかんだ言って自衛隊の経験は素晴らしいものだった
自衛隊、辞めたくなって辞めましたが振り返ってみるととても良い経験ができました。
- 民間の会社では絶対に達成できない仕事規模
- 国民のために働くという使命感
- 初めて小銃を持ったときの責任感
>>>>自衛隊で僕は何を学んだか、チームワークやその後の人生に生きていること
>>>>自衛隊で習った人生を変える靴磨き【鏡面磨きに必要な道具・コツ】
自衛隊での経験と学んだことを活かして、僕は民間という戦場を選びました。
この記事が、自衛隊で悩んでいる人に届けば幸いです。
全国の自衛官のみなさん。自衛隊で学んだスキルは絶対に一生役に立ちます。
それでは!
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