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ウェットスーツの洗い方、洗剤は「エマール」でオッケーです【科学的な結論】

ウェットスーツを洗いたい人

洗剤はウェットスーツ専用のを使った方が良いのかな?

ウェットスーツってどうやって洗うんだろう?

洗うときに気をつける点を知りたいな。

高価なウェットスーツだから長持ちさせる方法も知りたい

 


こういった悩みにお答えします。

 

この記事の内容

・ウェットスーツの洗剤は市販の「エマール」で良い

・ウェットスーツの科学的に正しい洗い方

・ウェットスーツを長持ちさせる干し方、保管方法

この記事を書いている私はサーフィン歴13年。学校で化学を勉強し、陸上自衛隊でも野外衛生と細菌についての勉強をしたので、化学と衛生分野について強いです。

 

※この記事は3分で読めるので簡単です。

結論:ウェットスーツの洗剤は「エマール」で代用可能

サーフショップなんかに行くと「ウェットスーツ専用洗剤」売ってますね。

 

ぶっちゃけ、薬局で売ってる「エマール」で代用可能です。

 

業界の”お邪魔”はしたくないので詳しく書きませんが、少なくともサーフショップの説明と、成分を見る限り「ふーん、じゃあエマールでいいじゃん」という結論に至りました。

 

MEMO
ウェットスーツのニオイの原因は、ウェットスーツのクロロプレン合成ゴムまたはネオプレンという素材(ゴムが気泡状になったもの)が汗や皮脂やおしっこや海水を吸収し、雑菌が発生・増殖した結果です。

なので、洗剤でしっかり雑菌を除菌してやればニオイは発生しなくなります。

 

そんなことを言うと「ウェットスーツ専用シャンプーを使わないとウェットスーツが硬くなる!」と主張する方もいらっしゃいますが反論します。

 

反論「ウェットスーツが硬くなる原因は紫外線によるゴムの硬化、及び酸素と結合したことによる酸化、及び雑菌による腐食です。」

正直ウェットシャンプーは関係ないです

科学的に合理的なウェットスーツの洗い方

科学的に正しいウェットスーツの洗い方を紹介します。

  • STEP.1
    バケツに入れ真水ですすぐ

    砂を落とすために、一度真水ですすぎます。バケツに溜まった水と砂はそのまま流しましょう。

    MEMO
    裏返して洗いましょう。皮脂や汗は裏面が吸収しているためです。

    1ヶ月に1回は潮抜きのために、真水に数時間漬けておきましょう。

    冬は真水で洗うより、ぬるま湯で洗ったほうがいいです。

    お湯は接着剤が取れるのでやめましょう。

     

  • STEP.2
    エマールを投入

    エマールを20ml投入します。

    水はウェットスーツがひたひたになるくらい(約10リットル)が目安です。

    これくらいの水量が目安です。

  • STEP.3
    押し洗いをする

    3分間ほど押し洗いをしましょう

    MEMO
    「泡立ってるほうが落ちる」という考えは科学的には間違いです。

    泡立てるために洗剤を多く入れても効果は変わらないので20mlでオーケーです。

     

  • STEP.4
    2回すすぐ

    エマールでの押し洗いが済んだら最低2回すすぎましょう。洗剤の残りがあっても雑菌が増殖しますので、裏も表もしっかり流しましょう。

     

  • STEP.5
    室内または日陰に干す
  • うちは幸い風呂場にフックがあるのでお風呂または日陰で干します。

    換気扇もつけておけば十分に乾くので、そのまま1日干します。

    注意

    肩部分に水気を含んだウェットの重みが掛かりますので必ず肩の広いハンガーを使いましょう。肩の広いハンガー使わないと肩部分が壊れるので損しますよ。

    MEMO

    干し終わって、水気が抜けたことを確認したら必ず裏返して表面を表に出しましょう。

    裏返しのままだと、ゴムが潰れている状態なので圧力による劣化が早まります。

    表面はまだまだ水を含んでいるので、雑菌が増殖してしまいます。

 

ブーツの洗い方についてはこちらをご覧ください

サーフィンのブーツが臭すぎてやばいから洗剤で徹底的に消臭洗いした

ウェットスーツを長持ちさせる干し方、保管方法

高価なウェットスーツですので、長持ちさせるためにこの3つだけ守ってください。

・直射日光には絶対に干さない

・肩の広いハンガーを使う

・高温多湿な場所に保管しない

直射日光に干すのはダメ

紫外線と熱でゴムが劣化するためです。

サーフィン中は仕方ないのですが、極力それ以外は紫外線に晒さないようにしましょう。

車の中に放置も熱で最悪の結果になりますので、絶対におやめください。

紫外線は大敵です。

肩の広いハンガーを使う

重みを支えるのが肩だけだからです。

接地面を増やして、肩に掛かるダメージを減らしましょう。

また、折りたたみで保管するのは最悪です。

特定部分に直らないシワがつき、そのシワの部分から劣化して、水が入るようになります。

高温多湿な場所に保管しない

カビの発生を防ぐためです。

オススメは換気扇の回っている場所でして、具体的には風呂かトイレです。

うちは賃貸アパートゆえに収納スペースも限られているため、サーフィン用具はトイレに収納しています。

フィンさえ外してしまえば、3枚くらいは板が収納できるので、意外とオススメな収納場所です。

換気扇が回っているということは常に空気が流れているということです。

まとめ、しっかり洗って長く使いましょう

  • ウェットスーツの匂いは雑菌が原因
  • ウェットスーツ用の洗剤は「エマール」で代用できる
  • しっかり洗剤で洗い除菌して、乾かし切ることが大事
  • 肩の広いハンガーを使いましょう
  • 保管は畳まずに、風通しの良い場所に吊るす

 

せっかく高い金出して買ったウェットスーツなのでしっかりメンテナンスして大事にしましょう。

 

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それでは、Keep surfing!