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【実体験】柔術の青帯を取れるまでの期間・練習量:白帯の初心者がやるべきこと

 

  • 柔術始めたけど上達してるか分からない”あなた”
  • 青帯がまだもらえないと焦ってる”あなた”

 

 

「絶対に諦めるな。必ず青帯は取れる!!」

「自分では分からないけど、あなた!!少しずつ確実に上達しているから!!」

 

そんなことをこの記事で伝えたいと思います。

 

どうですか青帯取れそうですか?

まだまだですか?楽しいはずの柔術なのに焦りますよね。

大丈夫、続ければ必ず取れますよ。

そのためには柔術=護身術ということを理解してください。

 

 

僕もずーっとずーっと欲しくて頑張っていたのに、後輩に抜かされたりしてめっちゃくちゃ悔しかったです!

 

でも、大丈夫。絶対取れます!!

 

この記事で、あなたの青帯取得までの助けになってもらえると嬉しいです

 

青帯を取るまでの期間と練習頻度

2014年の冬から柔術を始めました。
2017年の冬に青帯をもらったので、青帯を取るまでに丸々3年掛かりました

 

練習頻度は月4回です。

青帯を取るまでの練習回数は約180回参加しました。

 

今になって言えることですが、正直月4回では少ないです。

 

しかし仕事やほかの趣味(サーフィン)と子育ての兼ね合いもあり、練習に時間を取ることがあまりできませんでした。

 

なのでなんとか柔術に時間を捻出できたのが週に1回。

 

そんな少ない練習回数でも、練習方法や復習方法を工夫することによって上達できました。

 

私が苦戦して手に入れた全てのコツと、情報をこの記事でシェアしたいと思います。

 

柔術1年目の苦難と練習量

 

 

柔術は少しかじったくらいで通用するほど甘い世界ではありません。

 

特に最初の半年はスパーリングをやるたびに惨めな思いをしていました。

 

「なんで俺のほうが運動神経がいいのに勝てないんだ。。」

「正直自分にこのスポーツは向いていないんじゃないか。。」

 

こんな風に打ちのめされて、正直くやしさしかありませんでした。

 

約5回できるスパーリングも1回だけにしたり、とにかく”負けるのがいや”だからスパーリングをやらない状態が続いていました。

 

本気でスパーリングをしても、先輩方には絶対勝てないし。
週1で道場に通っても、次の週には何を習ったか忘れてしまう。

 

そんな状態でも1年はやってみようとの思いで無理やり続けました。

いまだからこそ言えますが、正直負けてばかりでつまらなかったです。

ブラジリアン柔術が難しすぎる件、なんであんなに難しいか考えてみた

柔術を知らない素人とスパーリングしたら転機が訪れた

 

「君はブラジリアン柔術やってるらしいな。どんなんだか見せてみろよ

という具合でサーファー仲間と寝技で勝負する機会が訪れました。

もちろん友人なので悪ふざけ程度のもので悪意のある勝負ではありません。

 

するとどうでしょう。いつもスパーリングで惨めな思いをしてる自分なのに

相手を簡単にスイープして、パス、サイドポジションから即マウント。
最後は余裕の腕十字で圧勝することができました。

 

 

「これ、いつも俺が道場でやられてる技だ!俺めっちゃ上達してるじゃん!」

(やったー!進研ゼミで勉強したやつだ!)

この感覚に近いです。その時が初めて自分の上達を感じられた時でした。

 

その後も相手を変えて、ど素人のサーファーと戦っても必ず圧勝することができました。

 

「いつも道場ではやられっぱなしだけど、俺少しは上達してるじゃん!」

 

その圧勝体験を道場で報告すると

「まあそんなもんだよ。みんな同じように練習してるから上達は感じづらいんだよ。でも君はしっかり上達してるよ」と言われました。

 

このように少しずつですが自分の上達を感じるようになったのは2年目からです。

その頃には新しく入ってくる人に対しても、基本的なエスケープなら教えられるようになりました。

なので、少しずつでも自分の上達を感じる体験をすると、道しるべが見えてくるかもしれません。

 

関連記事:柔術を始めた理由、続けている理由

3年目から青帯が欲しくなってきた

 

そんな中でも1つだけ悔しいことがありました。

それは、自分より後に入った人がどんどん青帯を受け渡されていくこと。

 

いや、そんなのあたりまえなんですよ。僕なんて練習量少ないし、そもそも週1回しか来ていない。

でも当時はそのことを全く理解していなかったです。

 

上達のスピードは、ほぼ毎日来ている人たちにはかないません。

 

しかしやはり悔しいのも事実。

 

「なんであの人が青帯もらってるのに俺はまだ白帯なんだ。」
「他の白帯の人に勝てるようになったのに、いつになったら青帯をもらえるのか。」という焦りも出てきました。

 

「俺はまだ青帯もらえないんですかー。」なんて仲間に聞いてしまって迷惑を掛けました。

先生が認めてくれないんだったら別道場に移ろうかと思っていた時期もありました。

(今考えてみれば本当に迷惑な奴です。振り返ってみればあのレベルでは白帯で当然でした。ただ当時は焦りが先行していた)

 

柔術上達のために読んだ本

インプット量を増やすため、家でも練習を再現するために本を買いました。

 

ブラジリアン柔術教則本 DVDつき/早川光由著

 

この本はすべての白帯の方に買ってほしいです。

 

白帯の方はもちろん、青帯になった今でも十分通用するスタンダード技の連発です。
この本の技を完璧にコピーできれば白帯なら確実に優勝できるくらいの完成度です。

 

逆にべリンボロや難しい技は一切ないです。どスタンダードな技ばかり紹介されています。

しかしそれで十分です。

通勤時間や家でゴロゴロしながらこの本を見返すことが多く今ではもうボロボロの状態です。
この本は2万円くらい出しても買う価値があります。

ブラジリアン柔術教則本に出合わなかったら、僕の柔術は続かなかったと思います。

とにかく、この本を必死に読んで、自分がどの技ならすんなりと覚えられるかを目安にして、自分のレベルを確認していました。

大賀幹夫さんの寝技の学校 関節技編

 

頭とカラダで考える大賀幹夫の寝技の学校 関節技編を買いました。

角度とか、なぜこういう入り方なのかなどがすごく詳しく書いてあります。

この本は2回ほど流し読みしたらあまり開かなくなってしまいました。本がでかくて持ち運べないのが理由です。

でも内容は素晴らしいものでした。白帯の時だから良さがあまり分からなかったのかも知れません。もう一度読んでみたいと思います。

はい、泳げません/高橋秀美

「いやいや、先生。基本とか、角度って言われてもわかんねーよ!!」

 

たまたま手に取った本ですが「何が分からないかが分からない」を言語化するのに非常に役に立つ本でした。

 

この本は泳げない筆者が泳げるまでになる過程を綴った本です。

この筆者の溺れっぷりに超共感できるなぁと癒されながら読み進めました。

 

徹底的にわからない人の気持ちになって「そうそう、そもそもこの感覚がわからないんだよ!」と感じながら練習を思い出して頭の中で復習をしました。

 

なので柔術で、何が何だか分からない人にお勧めの本です。

「ああ、分からないのは俺だけじゃないんだな。」

 

という気分になるのでお勧めです。

柔術の基本とは護身術であると理解した

僕の道場ではモダンテクニックはほとんど教えてくれません。
ほとんどが「基本」の技です。

 

じゃあ基本ていったいなんだよ。。って3年目までは正直分かりませんでした。

でもある日、ふと先生の言葉を考えてみたのです。

「柔術とは護身術である。」

 

つまり全ての技は護身術に通ずる。

だから万が一スパーリング中に相手がパンチしてこようが、頭突きをしてこようが対応できるのがつまりは

 

基本=護身術なのだ。

ルールの中だけで戦うのでなく、なにをしてくるか分からない状態で相手を参った(タップ)させられるのが本質なのだ。

これを理解した瞬間に一気に上達した気がします。

なので僕は「基本」という言葉を柔術=護身術と解釈しています

基本を意識しながら一つ一つの技を護身術の技として見直してみました。

 

そしたらすべての技に護身術の要素が含まれていることが分かり柔術の奥深さを知りました。

それから柔術は護身術であることを意識して練習をしたら、飛躍的に上達しました。

 

白帯3本ラインくらいで、習った技を全部思い出してみたのがきっかけでした。

柔術は護身術に使えるのか?ぶっちゃけ逃げるのが最強だと思う

家での柔術練習方法

週1回しか練習できなかったので、僕はこんな風な工夫をしていました。

 

ノートに練習を書き出した。

 

1.倒れた相手の膝を抑えて自分の腰を引く
2.相手の膝を横に押しながら相手の足をパスする
3.腰の横に自分の足を付けて、膝を腹の上に乗せる
4.相手の腕をつかんで、わきの下に足を移動して腕十字を極める

 

最初はこんな感じで長ったらしく書いていました。思い出しながら書くので30分くらい掛かります。

でも最初はそれでいいんです。相手の重さなどもしっかりとイメージしながら書きましょう。

 

それが慣れるとこうなります。

 

1.ブルファイターパスでニーオンザベリーまでもっていく。
2.相手の腕を取ったら腕十字を極める。

 

これなら1分で書けて、単語で理解しているのでより詳細に思い出せます。

 

書いてる内容は同じなのですが、初心者のうちは一つ一つ文字を書くと頭で鮮明にイメージできるのできちんとノートを書くのがお勧めです。

 

ポイントは自分の重心、目線、指先まで明確に頭で再現できるようにはっきり思い出しながら書くことです。

 

関連記事:柔術で習った技を忘れてしまう人のための3つの工夫

練習回数180回。3年目でついに青帯をもらった

柔術始めて丸3年。

冬の忘年会の駅前の居酒屋、個室を40人で貸し切った部屋で、3名の方へプレゼントがあると、サプライズで名前を呼ばれ青帯を授与されました。

 

その名前の中に、僕の名前が入っていました。

 

え?????俺???

 

 

だって柔術はいくらたっても上達しない。いや厳密には上達してるんですけど自分では実感が難しい。

柔術を練習していく過程で何度もひっくり返され、転がされ、腕十字でタップを奪われ、オモプラッタでタップを奪われ、柔術は自分には向いていないんじゃないかと挫折や劣等感を何度も感じました。

 

道場の帰り道のコンビニで行き場のないもどかしさに、缶ビールをあおったこともありました。

 

そんな僕がついに青帯をもらえる???

仲間や先生には「続ければ絶対に上達する」と、なんども励まされ、道場のみなさんに支えてもらってきたんだなということを思い出し、様々な思いが胸にあふれてしまい感謝の言葉を述べるときに思わず泣きそうになってしまいました。

 

続けてきて良かった。

みんなが言っていた「続ければ絶対に上達する」というのは本当だったんだなと実感しました。

 

嬉しすぎて速攻で嫁さんに連絡をしました。目には涙が浮かんでいたと思います。

その時も感謝の言葉しか出てきませんでした。

 

素晴らしい体験でした。本当に支えてくれたみなさんありがとう!という想いでした。
辛かった想いなんて一瞬で吹っ飛んでしまいました。

人生で1番おいしい酒が飲めた忘年会でした。

柔術の青帯ってどのくらい強いの?

実際の強さってどれくらいでしょうね?

 

誰かが喧嘩してたら力で止められるくらいです。

 

青帯を巻けるようになってから、みんなスパーリング全力で来るようになりました。

相変わらず青帯の先輩方には勝てません。でもなんか気持ちが吹っ切れました。

 

練習量だって頑張ってる人に比べて少ないんだし負けて当然。

まーそれでいいじゃん。柔術って負けても楽しいし。

 

 

負けた相手にも「こんな発想できるんだ!おもしろいなー」という感覚を持つようになりました。

実際に青帯もらってから気づいたんですが、青帯取ったからと言って強くなったわけではないですね。

青帯という幻想にとらわれすぎていたのかなと思います。僕はまだまだ弱いですし。

 

でもある程度のレベルになってから見る柔術の世界はより広く、そしてより面白いものですね。

 

白帯から青帯、紫帯から茶帯、そして黒帯をもらってから見える柔術の世界はやはり違うものなんでしょうか。

 

僕にはまだ想像もつきません。

 

柔術=護身術の気持ちは一層強くなり、技を研究するのが余計に面白くなってきました。

青帯を取ってから、初級者相手に適度に力を抜いてスパーリングができるようになり、技を掛けてもらったりエスケープの練習をしてもらうくらいの余裕はできました。

 

柔術を始めたばかりの人には、少しでも柔術の楽しさを見出してくれたらうれしいなという気持ちでスパーリングをしています。

 

白帯を育てるのも青帯の役目かと僕は思っています。

柔術を辞めたくなったら読んでほしい話

柔術白帯の人に伝えたいこと

 

もうこの一言に尽きますよ

 

「あなたは練習に来るたびに上達してるから、絶対にあきらめるな!!青帯はすぐそこだ!!」

 

 

ふぅ。

熱くなってブラジリアン柔術青帯を取るまでの軌跡を書きました。

 

帯にはこだわらず、仲間とワイワイ楽しく練習するのも楽しいです。

でもやはり青帯を欲しくなってしまう気持ちもすごくわかります

諦めなければ絶対上達します。

 

一緒に頑張っていきましょう。

 

それでは怪我をせず、怪我をさせず。

 

早めにタップを心がけて良い柔術ライフを!!

 

それでは、一緒に柔術を頑張って続けていきましょう!

9 Comments

石塚 亘

道場のラインからゆうききさんのブログを見つけて約1時間ぶっ続けで見ました‼︎
子供、柔術、ホットクック、英語
と自分にとってためになるものばかりでした‼︎
とりあえず五目チャーハンやってみます‼︎
あと英語勉強再開します‼︎

柔術したいけど最近絶望的に道場に行けない子供1歳共働きのクックパッド大好きの紫帯でした。
練習したい……。

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匿名

はじめまして。柔術白帯マスター4です。

《【実体験】柔術の青帯を取れるまでの期間・練習量:白帯初心者がやるべきこと》の記事を読み、励まされました。

ありがとうございます!

これからもブログの更新を楽しみにしています。

お互いに柔術を楽しみながら頑張りましょう!

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ゆうき

コメントありがとうございます。
諦めなければ絶対に到達できますので、これからも一緒に楽しみながら頑張っていきましょう!

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エロキ

柔術暦3年目の白帯です。全く同じ心境でここ数ヶ月、同期が皆んな青帯になり、焦りと3年やってもいつもボコボコにされ向いてないのかな、、辞めてしまおうか、、と俯き加減になっていた時にこのブログにたどり着きました。多くて週二回、忙しいと一回行けるかどうか、と言う所です。

皆んな青帯貰えるまでは同じ気持ちで続けてるんだなーって少し気持ちが楽になりました。もう少し頑張ってみようと思います!ありがとうございます!

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ゆうき

ありがとうございます!続ければ絶対に絶対に届きますので頑張っていきましょう!

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イクオ

元気と勇気をいただきました。どうもありがとうございます。37で柔術を始めて二年目。月4しか行けないので青帯を目指すのは諦めて純粋に楽しもうと自分を納得させていましたが、貴ブログを拝読して自信をいただきました!

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匿名

はじめまして
この前の全日本マスターズで青帯で初勝利あげました。

アドバン勝ちと言う内容でしたが(-_-;)

お高い頑張りましょう。

もしかしたら対戦の機会あるかもしれません

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ゆうき

おめでとうございます!
一緒に頑張っていきましょう、対戦機会がありましたらよろしくお願いします

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