柔術にハマると楽しいですよね。
練習して汗を流すと気持ちいいし、よく分からないけど道場行くのが楽しい。
そんな時期ってあると思います。一番楽しいですよね。
なので、今回は初心者のうちに悩むことや、やっておくべき練習の心構えを書いていきたいと思います。
こんな記事、白帯の頃に欲しかったー!なので、自分で作りました。
いっぱい失敗しよう
普通に人生を歩んできたら寝技の練習なんてする機会ないじゃないですか。
僕は中学・高校の体育で柔道をやりましたけど、実質エビと受け身と袈裟固めの練習だけでした。
だからほとんどの人が寝技未経験なわけじゃないですか。
つまり、未経験から新しいことを始めたのなら、初めての練習では世界で一番下手なわけですよ。
だから世界で一番下手なので練習で失敗しても、ちっとも恥ずかしくもないし、悔しがることもないんです。
失敗しても恥ずかしくない。これめっちゃな心構えです。
新しく習った技も、本で習得した技も、得意な技も、使わないと上達しません。
そしてスパーリングで使おうとすれば必ず失敗します。
なぜなら、スパーリングであなたの技を防いだ人は、過去にその技を何度も練習して失敗してきた人だからです。
言い換えてしまえば、あなたより上級者って言うのは、あなた以上に失敗を繰り返してきた人なんです。
だから、たくさん失敗して上達していきましょう。
失敗は恥ずかしいことではありません。
少しの上達でも自分を褒めよう
初心者のうちはできないことに注目をしがちです。
くやしいですからね。くやしいことってのは脳が記憶してるもんなんです。
でも視点を変えて1か月前の自分と比べてみましょう。
パスされるまでの時間が少しでも長くなった。
相手のプレッシャーによるコントロールを邪魔できている。
素晴らしい!!!
あなたは確実に上達してるんですよ!まじですばらしい!!
じゃあ次は入会したての自分と比べてみましょう。
まず何をやったらいけないかのルールを理解していますよね
すばらしい!!
次に、相手のクローズガードから抜け出す努力ができるようになってますよね
すばらしい!!
もしかしたら白帯相手ならパスしてサイドまで行けるかもしれません。
すばらしい!!
じゃあ練習一回目の自分 vs 今の自分だったらどうでしょう?
速攻でマウント取って腕十字くらいなら極められるんじゃないでしょうか
すばらしいいいいいい!!
だって1回目の練習では腕十字なんて極められませんよね。
あなたは間違いなく少しずつ少しずつ上達してるんです。
だから自分で自分を褒めましょう!すばらしいです!!
早めにタップをしよう
安全に練習するために、必ず早めのタップをしましょう。
怪我無きは名馬なりですよ。
残念なことに、怪我をしてしまうと下手すると数か月練習できなくなってしまいます。
僕はねー、負けず嫌いだからタップしたくないんですよ。おかげで2回怪我しました。
1回目の怪我で肘を痛めてしまい、ずっと違和感を感じてしまい3か月ほど練習に行けませんでした。
もちろんわざと怪我をさせる人はいませんが、初心者のうちは相手が技をといてくれるまで何回もタップしましょう。
「ぎゃー」とか「痛い」とか口で言うのも良いですね。
とにかく、怪我をしない/させないを心がけて練習するのが、長い長い柔術道を走りきるコツです。
柔術は短距離勝負ではありません。
練習したらノートに書こう
練習した内容や、その時の気持ちをノートに書いておくと良いです。
○○さんに負けた。くやしかったとかでもいいと思います。
僕は一つ一つの動作を思い出しながら書き留めていました。
手書きか、デジタルかどちらがいいという論争がありますが、どちらでも良いと思います。
ノートのコツは、どんな視界が広がっていたか、筋肉や体重はどこに乗っていたかをきっちりと思い出しながら書くことです。
その動作をしているときに自分の脇は締めているのか空いているのか、体の一つ一つまできっちりイメージをしながら書くと反復練習のイメージができます。
そしてノートに書いた内容を何度も何度も頭の中で反復練習するのです。
反復練習を繰り返すことで、余計なことを考えなくても体が動くようになります。
自転車の練習を思い出してほしいのですが、最初は腕でハンドルのバランスを取りながら右足で踏んで、次は左足で。。みたいな感じで頭で考えながらやってましたよね
何度も何度も繰り返すことで、何も考えずに体が反応するようにトレーニングすることができます。
そのためにはノートを書いて、明確なイメージを描き、イメージトレーニングを積み、
道場で練習して何度も反復練習をすることが大事になってきます。
基本が大事:エビ・ウパ・前転後転・エスケープ
初心者にはエスケープが一番大事になってきます。
基本とはすなわちエスケープです。エスケープとは、すごく簡単に言うと
クローズガードに戻す動きのことです。
現代社会の護身術という意味では警察が来るまで軽傷でいれば勝ち。
最後に、続けるのが最強の練習方法
初心者の練習に最適な練習方法をいくつか書いてみました。
でもやはり最強は道場に行き続けるのが最強の上達方法かと思います。
要は諦めなきゃ良いんです。
もちろん、長く続けるためには休息もサプリも必要です。
それでも続ければ、必ず上達するのが柔術の面白いところですからね。
では、怪我に気を付け早めのタップを心がけ、柔術を通じてより良い人生を!!
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