こんにちわ。外資系の会社を辞めた僕です。
辛かった、本当に辛かった。もう絶対に近づかない。
外資系の会社というとこういうイメージではないでしょうか。
- 成果を出さないと首になる
- 若い人でも優秀なら給料が良い
- 人間関係がドライ
半分正解で半分不正解です。
この記事では外資系の会社に入るとどういう感じかを共有します。
僕がいた会社は中小の外資系製造業です。
外資系、こんな感じの会社でした
実際働いてみた感想ですね。
福利厚生に力を入れようとしている
中小企業にしては社員の定着を狙って福利厚生に力を入れようとしているなと感じました。
- サラダバーの導入、社員価格で安い
- お茶、コーヒー無料
- 会社携帯貸与
- 外部福利厚生サービス(JTB)の導入
- 正社員は家賃補助3万程度
- インフルエンザワクチン無料
大手企業から見ると少ない福利厚生かも知れませんが、中小企業にしては頑張っているなという印象でした。
とういか今の御時世、これくらいしないと中小企業には良い人材が来てくれないのかも知れませんね。
ぼく
常にスキルの向上が求められる
僕は初日にこんなことを言われました
「いつクビになってもいいようにすぐ仕事が見つかるスキルを付けておきなさい」
すげーとこに来ちゃったな、、
というわけで入社当初は足りなかったスキルの勉強をやり直しました。
- 本を買って勉強する
- Youtubeで海外の動画から仕事の事例を勉強する
- 海外サイトで分からない知識を調べる
- セミナーに上司と通う
こんな努力をしていました。
なぜ努力が必要か?←海外からどんどん仕事をふられるから
なぜ幅広い業務のスキルに加えて最新のスキルを身につける必要があるのか?
海外からどんどん仕事をふられるからです。
具体的にはこんな事をどんどん指示されます。
「このサーバーをすぐ交換しろ」
「本社のネットワーク切り替えろ」
「このタスクは何月何日までに終わらせろ」
「サービス満足度は必ず97%を達成しろ」
「今日中に日本支社全体のインターネット使用料を提出しろ」
と次から次へと仕事が舞い込んできますね。
それを必死に対応していると圧倒いう間に1日が終わります。
そしてもちろん、その要求に応えられないということは、、
忙しく働きたい、やりがいを求めたい人ならとても輝ける環境だと思います(にっこり)
外資系に必要な英語力
ぶっちゃけ部署によります。
海外と頻繁にやり取りする部署に関しては必ずビジネスレベルの英語が求められます。
国内向けの部署は英語が全くできなくても問題ありません。
あくまで国内の日本人のお客さんを相手にするので、日本語だけできればOKです。
日本語しかできない人のために、全体会議の時も通訳を雇うので問題ありません。
社内でも英語の喋れない人はたくさんいます。
TOEICのスコアも400から900と幅広くいます。
僕は800点前半ですが、割と英語が得意な方というふうに見られていたので800点+英語の業務使用経験があれば無双できるかなと思います。
しかし、課長職以上は必ず英語スキルが求められます。
英語ができて損することはないので、なるべく早めに英語学習をしておくと良いですね。
外資系の良かった点
こんなところが良かったですね。
海外でミーティングが定期的に行われる
何カ国か担当するので、経費で出張できる
いろんな国の人と知り合える
お菓子を食べても文句を言われない
変人でも許容される
海外でミーティングが定期的に行われる。
アジア各国のメンバーと定期的にミーティングが外国で行われました。
アジアメンバーとの顔合わせが主目的なので、ミーティングをしたりご飯を食べたりしていました。
ミーティングが終わったら何をしても自由なので、同僚と飲みに行ったり街を散策したりして過ごします。
「ほんとこんなんで金もらっていいのか?」と思える1週間が続きました
何カ国か担当するので、担当国に出張で行ける
僕は日本ともう一つの国を担当していました。
海外旅行が好きな人なら、積極的に担当国に要事を作れば経費で出張に行けます。
とはいえ、実態は社畜労働in 海外なので僕と上司は「日本で仕事するのが楽でいいよね」と口を揃えていました。
いろんな国の人と知り合える
世界的に展開している企業ならたくさんの人と知り合えます。
上司:南アジア
さらに上の上司:ヨーロッパ
同僚:中国、インド、ベトナム、タイ、韓国、ウズベキスタン
こんな感じの同僚たちでした。国際的な同僚が欲しいなら外資はおすすめですね。
会話はもちろん英語で行われます。アクセント強めの英語なので、少しくらい下手でも通じればオッケーの世界です。
僕が外資系の会社に不満を持った点
とはいえ、良いことばかりではありませんでした。不満もありました。
僕が不満を持った点を挙げていきます
この会社はどこを見ているの?海外の本社?
会社は外資系だけあり海外の株主のもの、というのも分かります、、しかし商売をしてるのは日本国内です。
「この会社は一体誰に向けて商売してるんですかー」という声が社内から多く上がっていました。
外国の本社の尻拭いのようなことをしたり、やたら多い配当金を払っていたり僕の目からはとても「対等な関係」とは見えませんでした。
「日本のお客さんはこういうのが欲しいのではないか」という提案が何度もかき消されたと聞いています。
提案が却下されまくることで、社員のモチベーションを大きく下げていたのではないかなと感じますね。
本社を巻き込む分、根回しは日本企業以上に慎重にいかないと難しいですね。
人のせいにしすぎ問題
基本的に失敗を人のせいにするケースが多かったですね。これは結構メンタルにダメージ来ます。
「このケースがうまくいかなかったのは◯◯さんが失敗したからです。
私は彼に◯◯するよう指示をしました。つまりこれは私の責任ではありません」
というメールを見るたびに、ため息が出ました。
この手の責任の所在を擦りつけるメールは日本人、外国人問わず送り合っています。
同僚をもっと大事にしないと長期的な信頼や人間関係うまくいかないぞ、、、
そしてね、こんな環境で残るって大変ですよ。
- 神経を図太く開き直る
- 変人になり切る
- 誰からも愛されるキャラになる
上記のどれかにならないと生き残れないのかなと思いました。
やたら筋トレに励む人が多いのは、今なら理由が分かりますね。
・・・ぶっちゃけマウンティング合戦がほんとすごかった。
マウンティングしてもされても精神を消耗しますね。
愛社精神とか、まったくない問題
愛社精神、ありますかー!?
ぶっちゃけ僕含めてほとんどの人はなかったのかなと思います。
「辞めようかな」と聞くケースがめちゃくちゃ多かったですね。
きっと愛社精神がないのはこういう理由です。
- 会社が自分を大事にしてくれないと感じる
- 会社辞めても次がすぐ見つかる人が揃ってる
- 本社(海外)都合に振り回される
ジョブデスクリプションは日本人を不幸にすると思う
外資の仕事って基本的にジョブデスクリプションで決まっています。ジョブデスクリプションとは、仕事内容を明確にするきまりです。
「これは私の仕事じゃない」と言えるのはジョブデスクリプションがあるおかげです。
具体的には一例として採用時にこういう要件が書かれていますね。
・強い責任感を持って仕事に当たることができる
・1人でクライアントに対する問題を把握し解決できる
・友好的なコミュニケーションを取り、ユーザーを満足させる
・最新テクノロジーに関する理解、興味を強く持つこと
・共に働く仲間を尊重し、助ける姿勢
んで、ジョブデスクリプションの問題点はこういうことに気づくことです。
- あれ?これできる人だったら誰でもいいんじゃん。。
正直、ある程度のスキルを持ってる人だったら誰でもいいんですよね。。
別に誰でもいい、明確な歯車感。
もちろん日系企業のサラリーマンも歯車であることには変わりはないのですが、外資はかんたんに交換可能な歯車ですね、、それに気づくとなんというか悲しい気持ちになります。
まとめ、僕に外資系企業は向かなかっただけ、次行こう次。
はい、一生懸命やったんですが途中からストレスが半端なかったです。
とにかく「これは俺のせいではない、あいつのせいだ。」の人のせいにする文化が僕には合わなかった。
もちろん、戦うことだってできるんです。
「○○という理由で、これは私のせいではありません。再度ご確認をお願いします。」
とメールを送ればいいだけ。でもね、でもね、それを1日になんども何度も何度も繰り返すと「もっと人を信頼し合える環境で働きたいな」って気持ちになってくるんです。。
もうね、それさえなければ良い会社なのに、、
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