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本大好きな僕が「寝食を忘れるほど面白い本」をお勧めしまくります

本好きな僕がおススメる、寝食を忘れるほど面白い本をお勧めします。

 

本が大好きすぎて給料の1割くらいは本代に消えます。

そろそろ床が抜けます。小説だけで1,000冊は読んだと思います。

 

そんな中で、あなたの読書欲を満たす面白い本を厳選して紹介します。

 

役に立つ本はこちらをどうぞ。

関連記事:2000冊以上読書して見つけた人生を変える12冊

 

半島を出よ /村上龍

二〇一一年春、九人の北朝鮮の武装コマンドが、開幕ゲーム中の福岡ドームを占拠した。さらに二時間後に、約五百名の特殊部隊が来襲し、市中心部を制圧。彼らは北朝鮮の「反乱軍」を名乗った。慌てる日本政府を尻目に、福岡に潜伏する若者たちが動き出す。国際的孤立を深める日本に起こった奇蹟!話題をさらったベストセラー、ついに文庫化。

 

福岡に北朝鮮の特殊部隊が潜入し、日本政府を相手に交渉をする話。

日本政府はお得意の優先事項を決定できない態度で臨んでしまい、相手にどんどん主導権を握られていく。

 

この日本政府の描写が本当に最高。

「よくここまで各省庁および北朝鮮の研究したな」と脱帽をせざるをえない文書の精度。経済・金融・政治・外交の諸問題を絡めてストーリーは展開していく。

テロリストと日本政府は認めるのか、アメリカはどこまで助けてくれるのか、病的なディテールが醸し出すリアリティ。

未来から送られてきた新聞ではないのか?とすら疑えるクオリティ。

特に、北朝鮮軍が福岡に展開するシーンが最高で”よく訓練された軍隊”ってこういうことだよなと、いったん本を閉じて村上龍に感謝すらしてしまった。

 

お勧め度:★★★★★

「象の消滅」 短篇選集 /村上春樹

ニューヨークが選んだ村上春樹の短篇集、2005年3月31日、日本上陸!
1993年Knopf 社で編集、出版された短篇選集『The Elephant Vanishes』は英語圏で好評を博し、ロング・セラーとなっている。その日本語版がついに刊行! 英語版から著者みずから翻訳を試みた、新バージョンの「レーダーホーゼン」など初期短篇17作品。更にNew Yorkerデビュー当時を振り返る書下ろしエッセイも収録した話題作。

ニューヨーカーに選ばれ、世界で読まれ、日本に再上陸した初期短篇の数々。アメリカデビュー当時を語るエッセイなど話題満載の短篇集。

「村上春樹はまずなにを読めばいい?」「短篇をいくつか読みたい。」そんなあなたへ贈る、ニューヨーカーが選んだ村上春樹の初期短篇集。

こんな人にお勧め。

 

・さくっと短編小説を読みたい。

・村上春樹の初期の作品を読んでみたい。

 

17編もの短編小説が入っているけど、一番のおすすめは「パン屋再襲撃」という話。

夜中にどうしてもお腹が減って、憑りつかれたようにパンを求める。

夜中に空いているパン屋などない事はわかっているが、車を走らせる。

ドライブの先で見つけた「m」の看板。二人はマスクを着けて深夜の「m」を襲撃しに行く。

 

もうね、計画された人生なんて鼻で笑えるくらいの、白昼夢を見ている感覚に陥る作品集。

この本はいろんな場所で読んだけど、読むたびに感想が変わる。

ぜひ、現実世界と村上ワールドの境界線で迷子になりたい方はご一読を。

お勧め度:★★★★☆

深夜特急 /沢木耕太郎

インドのデリーからイギリスのロンドンまで、乗合いバスで行く―。ある日そう思い立った26歳の〈私〉は、仕事をすべて投げ出して旅に出た。途中立ち寄った香港では、街の熱気に酔い痴れて、思わぬ長居をしてしまう。マカオでは、「大小」というサイコロ博奕に魅せられ、あわや…。1年以上にわたるユーラシア放浪が、今始まった。いざ、遠路2万キロ彼方のロンドンへ。

 

沢木耕太郎さんの旅。バックパッカーのバイブルと言われた時期もあった。しかし、それは過去の話ではなく今読んでも旅の楽しさが十分に伝わる本。

 

正直、危険。この本のせいで、何人がレールから外れて海外放浪の旅に出てしまったか。何を隠そう僕もその一人。限りない自由と開放感を感じる本。

 

お勧め度:★★★★★

 

もし、実際に旅をしたくなったら沢木さんの「旅する力」もおすすめ。

荒野へ /ジョン・クラカワー

アラスカの荒野にひとり足を踏み入れた青年。そして四か月後、うち捨てられたバスの中で死体となって発見される。その死は、やがてアメリカ中を震撼させることとなった。恵まれた境遇で育った彼は、なぜ家を捨て、荒野の世界に魅入られていったのか。登山家でもある著者は、綿密な取材をもとに青年の心の軌跡を辿っていく。全米ベストセラー・ノンフィクション。

バックパッカーつながりでもう一つ。

恵まれた環境で育ったクリス。大学卒業後にも親はクリスに車(物)を買い与える。

 

「また物か、俺がもらえるのはまた物なのか」、と葛藤を抱えクリスは一人アラスカの荒野を目指す。

知的で明るい彼はどこでも受け入れられるが、彼は拒否して自分の旅を続ける。

 

人生は一度きり、男ならだれでも冒険したくなるもの。

「Happiness only real when shared」(幸せは分け合ってこそのもの)という一紡ぎの文書はこの本からもらえた宝物。

お勧め度:★★★★☆

イワンのばか /トルストイ

ロシアの文豪トルストイの民話の中から、「イワンのばか」「人は何で生きるか」「人には多くの土地がいるか」「ふたりの老人」などを選びました。つつましく生きる人々の悲哀を描きながら、人生の愛と真実について語りかける名作。

「人には多くの土地がいるか」という短編が名作中の名作。

悪魔にパホームはこう言われる。「歩いた分の土地をお前にやるよ」幸せだったはずなのに、さらに欲を出してしまうパホーム。

 

人間の果てしない欲望を描いた本。人間は満足を知らない動物だ。満足しても、また次の土地を求め始める。欲望には、きりがなく、そして自分の人生を破滅においこむ。

 

自分もパホームのような強欲になっていないか、定期的に自分を客観視するときに読みたい本。

お勧め度:★★★★☆

歩兵の本領 /浅田次郎

名誉も誇りもない、そして戦闘を前提としていない、世界一奇妙な軍隊・自衛隊。世間が高度成長で浮かれ、就職の心配など無用の時代に、志願して自衛官になった若者たちがいた。軍人としての立場を全うし、男子の本懐を遂げようと生きる彼らを活写した、著者自らの体験を綴る涙と笑いの青春グラフィティ!

「門前金融」という話が一番好きだ。自衛隊の門の前に事務所を構えている高利貸。

 

自衛隊では借金はバレるとかなり怒られる。しかし主人公は返済が滞り隊のみんなに借金がばれてしまう。班長にものすごく怒られるも、実はほかの隊員もみんなその高利貸にお世話になっているという話。

 

実は私、元陸上自衛官。自衛隊には数多くのルールがある。統制を取るために仕方ない。

しかし、そんな中で私が一番気に入ってるルールが一つ。「絶対に何があっても仲間を捨てるな」ということである。

 

それは歩兵の本領で描かれているバブルのころの自衛隊でもそうだった。

 

ある日借金を背負った隊員の子供が小学校に上がることを知る。

みんな高利貸に金を借りている身ながら、身銭を切ってランドセルをプレゼントする。

就寝のラッパと共にかすれた声で感謝の言葉が述べられるという心温まる話。

 

お勧め度:★★★☆☆

自衛隊という学校

自衛隊では即効性のある、しかも脱落者をなるべく出さないようなさまざまな有効な教育手法がとられている。700通のアンケートが語る教官たちの試行錯誤、若者の行動、変容ぶりなど貴重な教育実践の記録。

どのように自衛隊が人を育てるかを教育者たちに問う本、意外に思われるかもしれないが自衛隊ではやたらと人を褒める。

一人の脱落者も絶対に出さないためには、各自の長所を最大限に引き出すのが有効だ。競争でなく、全員で力を合わせてゴールする。

お勧め度:★★★☆☆

大本営参謀の情報戦記/堀栄三

情報を扱う全ての人へ。先人の貴重な教訓に溢れた名著。
「太平洋各地での玉砕と敗戦の悲劇は、日本軍が事前の情報収集・解析を軽視したところに起因している」
―太平洋戦中は大本営情報参謀として米軍の作戦を次々と予測的中させて名を馳せ、戦後は自衛隊統幕情報室長を務めたプロが、その稀有な体験を回顧し、情報に疎い日本の組織の“構造的欠陥”を剔抉する。
戦史ファン、歴史ファンはもちろん、現代のビジネスパーソンに最適。
「企業の方々が読まれる場合には、戦略は企業の経営方針、戦術は職場や営業の活動、戦場は市場(マーケット)、戦場の考察は市場調査(マーケティング・リサーチ)とでも置き換えて読んでくだされば幸甚である」(まえがき)

失敗を「腰抜け」と旧日本軍は評価した。その失敗にこそ生かすべき教訓が盛りだくさんだったのに、情報を精査することなく一喝することでどんどん戦況は悪化していった。

この本はミリタリー好きにだけでなく、すべてのビジネスパーソンが読むべき良書。

お勧め度:★★★★★

変身/フランツ・カフカ

ある朝、気がかりな夢から目をさますと、自分が一匹の巨大な虫に変わっているのを発見する男グレーゴル・ザムザ。なぜ、こんな異常な事態になってしまったのか…。謎は究明されぬまま、ふだんと変わらない、ありふれた日常がすぎていく。事実のみを冷静につたえる、まるでレポートのような文体が読者に与えた衝撃は、様ざまな解釈を呼び起こした。海外文学最高傑作のひとつ。

 

この虫のメタファーは何だろう。グレーゴル・ザムザが虫になってしまったにもかかわらず、普段と変わらない日常が続いていく。

あえて無視しているのか、気づいていないわけがない状況なのにストーリーは進んで行く。

なぜカフカはこんな奇妙な話を書いたのか。小説とはいったい何なのか。妹の投げた辞書で瀕死の状態になってしまう。

いったいカフカは読者に何を伝えたかったのか。気になって何度も読み直してしまう本。

お勧め度:★★★☆☆

まなざしのレッスン

   イメージの氾濫する現代において、「視覚の飽和状態」から抜け出し、感性を清新に保つには、むしろ視覚体験を能動的に実践することが必要なのではないか――こんな問題提起とともに始まる本書は、東京大学教養学部で行われた講義をもとに書き下ろされ、教科書の体裁をとった「実践的美術書」である。しかし、ここで主眼とされているのは西洋絵画の概説ではなく、鑑賞に役立つ知識や、具体的な絵の見方を示しながら、「最終的にあなた独自の絵の見方を作り上げるための、有効な土台となること」である。神話画における「アトリビュート(象徴物)」や、聖書の世界、絵画制作のシステムなど、作品理解のための「知的な手続き」は実に奥が深い。

一言で言うと「絵の楽しみ方を教えてくれる本」です。絵の味方に作法はありませんが、絵画が描かれた背景を知ることで美術館に行ってより深い楽しみ方をできるようになる本です。

お勧め度:★★★☆☆

旅のラゴス/筒井康隆

北から南へ、そして南から北へ。突然高度な文明を失った代償として、人びとが超能力を獲得しだした「この世界」で、ひたすら旅を続ける男ラゴス。集団転移、壁抜けなどの体験を繰り返し、二度も奴隷の身に落とされながら、生涯をかけて旅をするラゴスの目的は何か?異空間と異時間がクロスする不思議な物語世界に人間の一生と文明の消長をかっちりと構築した爽快な連作長編。

主人公のラゴスは旅をする。時には牢屋に入れられ、時には相手の感情を読み解く。

旅そのものに答えがないように、ラゴスは「この世界」を生涯をかけて旅をする。

ラゴスが読者に用意したのは答え出なく「問い」である。なぜ我々は旅をするのか?「この世界」と「我々の世界」の違いなんてないのではないか。

ラゴスを通じて迷宮入りする読書体験を一度味わうともう、やみつき。

お勧め度:★★★★★

特権的情人美食 村上龍料理&官能小説集

お勧め度:★★★★☆
 
 

100万回生きたねこ

これはひょっとすると大人のための絵本かもしれないが、真に大人のための絵本ならば、子供もまた楽しむことができよう。それが絵本というものの本質であるはずだ。そして『100万回生きたねこ』は、絵本の本質をとらえている。――週刊朝日書評より
このとらねこ一代記が、何を風刺しているかなどと考えなくても、すごいバイタリティーをもって生き、かつ死んだ話をおもしろいと思ってみればよいと思う。上級から大人まで開いてみて、それぞれに受けとめられるふしぎなストーリーでもある。飼い主へのつながりが無視され、前半と後半が途切れているようで、みていくとつながってくるふしぎな構成である。――日本経済新聞「こどもの本」書評より

日本図書館協会選定図書/全国学校図書館協議会選定図書

この本を読むとありとあらゆる感情が押し寄せてきます。

とてもワガママで、自由で、つかみどころの難しい気ままさを残すがどこか切ない影を残す猫。

そんな猫に感情移入しているうちに、猫の見つけた最愛の白猫は死んでしまう。

これは大人のための絵本。読むときの感情で物語が変わっていく不思議なストーリー。

有名小説家たちが書き直した「100万分の1回のねこ」もお勧め。特に江國香織さんの描く幸せな少女の話がとても好き

お勧め度:★★★★★

空中ブランコ/奥田英朗

伊良部総合病院地下の神経科には、跳べなくなったサーカスの空中ブランコ乗り、尖端恐怖症のやくざなど、今日も悩める患者たちが訪れる。だが色白でデブの担当医・伊良部一郎には妙な性癖が…。この男、泣く子も黙るトンデモ精神科医か、はたまた病める者は癒やされる名医か!?
直木賞受賞、絶好調の大人気シリーズ第2弾。

心がとても軽くなる小説。精神科医というととても重いイメージを想像してしまうのに、この医者は「いらっしゃーい」という甲高い声と適当な注射で患者を迎えてくれる。

短編小説なので、15分程度で一つのストーリーが読み終えられる。しかし、電車の中で読むのは厳禁である。笑いが堪えられなくなってしまうから。

1作目の「イン・ザ・プール」もかなりキレッキレでお勧めです。3作目の「町長選挙」はまったく面白くないので読まなくて良いかも。

症例A /多島 斗志之

精神科医の榊は美貌の十七歳の少女・亜左美を患者として持つことになった。亜左美は敏感に周囲の人間関係を読み取り、治療スタッフの心理をズタズタに振りまわす。榊は「境界例」との疑いを強め、厳しい姿勢で対処しようと決めた。しかし、女性臨床心理士である広瀬は「解離性同一性障害(DID)」の可能性を指摘し、榊と対立する。一歩先も見えない暗闇の中、広瀬を通して衝撃の事実が知らされる…。正常と異常の境界とは、「治す」ということとはどういうことなのか?七年の歳月をかけて、かつてない繊細さで描き出す、魂たちのささやき。

医療職の妻にお勧めされて読んだ本。精神医学の知識がなくてもストーリーに入っていけるように緻密に設計された小説。

精神病を通じて人間の内面をここまで書くか!と非常に感動した本でもある。ぐいぐい引っ張られていく話で、思わずこの小説に飲まれそうになった。少し恐怖感も感じながら読み終えた時の爽快感に、もう一歩踏み込みたい気もするが、少し怖い。

お勧め度:★★★☆☆

動物農場 /ジョージオーウェル

飲んだくれの農場主ジョーンズを追い出した動物たちは、すべての動物は平等という理想を実現した「動物農場」を設立した。守るべき戒律を定め、動物主義の実践に励んだ。農場は共和国となり、知力に優れたブタが大統領に選ばれたが、指導者であるブタは手に入れた特権を徐々に拡大していき……。権力構造に対する痛烈な批判を寓話形式で描いた風刺文学の名作。『一九八四年』と並ぶ、オーウェルもう一つの代表作、新訳版

生々しく人間の組織運営の失敗を書き出した作品。ナチスやソ連を想像させる描写は多いが、実際は強者の都合の良いように作られていくルールなど現代社会にも通用する貴重な教訓が散りばめられている。

社会を疑い、自分の権利を守るために勉強をし続けることが大事だという貴重な教訓を得られる本。

お勧め度:★★★★☆

正しいパンツのたたみ方

家庭科は、自分の暮らしを自分で整える力だけでなく、この社会の中で他者とともに生きていく力を育ててくれる教科だと実感した著者は、自ら専任教員となる。ご飯の作り方、お金とのつきあい方、時間の使い方など自立にあたってどんな知識が必要か、10代の暮らしに沿って具体的にアドバイスする。

「生きる力」を教えるのが家庭科という教師の使命。著者は家庭科の教師。自立できる力を持ってこそ、他人を思いやることができ、できないことは他人に任せることができるという教訓を教えてくれる。

東京防災

東京には、さまざまな災害リスクが潜んでいます。東京の多様な地域特性、都市構造、都民のライフスタイルなどを考慮してつくられた、完全東京仕様の防災ブック。それが「東京防災」です。本書には、知識をつけるだけではなく、今すぐできる具体的な“防災アクション”を多く掲載しています。もしものときに備えて、身を守る力をつけましょう。

東京都が配っている防災マニュアル本。内容は非常に良い。東京だけに限らず全国民がこの本を持って行動してくれれば必ず多くの人が助かる。無料なのでぜひダウンロードして事前知識を付けておいてください。

砂糖の世界史

茶や綿織物とならぶ「世界商品」砂糖.この,甘くて白くて誰もが好むひとつのモノにスポットをあて,近代以降の世界史の流れをダイナミックに描く.大航海時代,植民地,プランテーション,奴隷制度,三角貿易,産業革命―教科書に出てくる用語が相互につながって,いきいきと動き出すかのよう.世界史Aを学ぶ人は必読!

砂糖を中心として世界史を学び直せる本です。岩波ジュニア出版で高校生向けに書かれた本ですが、大人も十分に楽しめます。

砂糖はかつて、薬でもありステータスシンボルでもありました。ごく一部の上流階級が限られた場所でしか手に入らなかったのを、産業革命時代に一般市民にも解放させそれを報酬としたという歴史もありました。

砂糖は甘いのに、人類の歴史は甘くないですね。

 

マタギ 矛盾なき労働と食文化

マタギのアイデンティティーは山と共に暮らす生活スタイルにあります。彼らは熊やウサギ、川魚、茸など、山にある様々な恵みを頂いて命を繋ぎます。しかし、時代が変化し、マタギは消えつつあるのです。本書は、そんなマタギの今を写真に捉えることをライフワークとしたカメラマンが贈るフォトエッセイです。

狩猟のターゲットはクマ、うさぎ、川魚、山菜と多岐にわたりつつ、自然を食べるマタギたち。

自然と共に生きるということは、自然を食べ自然を崇拝すると言うこと。東北における文化人類学としてもかなりの良書。

自然を忘れた現代人に伝えたい究極の生活を紹介している。

ドーナツを穴だけ残して食べる方法 越境する学問―穴からのぞく大学講義

「あなたは、ドーナツをアカデミックな眼差しで見つめたことはありますか?」web上で話題になった「トンチ問題」に、阪大教員が本気で挑みます。 人文科学・自然科学・社会科学。学問領域を問わず、各学問の専門家である阪大教員が、専門知識を駆使して、ドーナツを穴だけ残して食べてしまいます。その他、ドーナツにちなんだコラムを収録し、世界各国のドーナツも紹介します。

ドーナツを穴だけ残して食べる方法は果たしてあるのか?数学、工学、美学、精神学様々な観点から「ドーナツの穴」を考察し、とんでも理論をそれっぽく説明している名著。読んでいてとにかく知的好奇心が刺激される。

「そもそも、ドーナツを食べるとドーナツの穴が無くなる、という前提自体を疑ってかかる必要があるのではないか」

はい??ここで考察をやめてはいけない。知的好奇心とは見えない物を探っていく旅のことなんだから。

銃・病原菌・鉄/ジャレド・ダイアモンド

アメリカ大陸の先住民はなぜ、旧大陸の住民に征服されたのか。なぜ、その逆は起こらなかったのか。現在の世界に広がる富とパワーの「地域格差」を生み出したものとは。1万3000年にわたる人類史のダイナミズムに隠された壮大な謎を、進化生物学、生物地理学、文化人類学、言語学など、広範な最新知見を縦横に駆使して解き明かす。ピュリッツァー賞受賞

アフリカが起源とされる文明史において、なぜヨーロッパ諸国と他の国の文明がこれほどまでに大きな差が生まれてしまったのか、著者が地理・言語・政治体制等の様々な理論を展開しものすごく分かりやすく解説してくれます。

上下巻800ページという分厚い本を読み終えた時の世界が広がる感じと、新しい世界が新しい視点で見える爽快感は読書の面白さを再認識させてくれます。

学校の課題図書でも最近は出されているようです。これを読むか読まないかで見える世界が変わってきますので、僕は断然読了することをお勧めします。

 

ヤノマミ

ヤノマミ、それは人間という意味だ。ヤノマミはアマゾン最深部で独自の文化と風習を一万年以上守り続ける民族。シャーマンの祈祷、放埓な性、狩りへの帯同、衝撃的な出産シーン。150日に及んだ同居生活は、正に打ちのめされる体験の連続。「人間」とは何か、「文明」とは何か。我々の価値観を揺るがす剥き出し生と死を綴ったルポルタージュ。

何のために私は生きているんだ。と迷子になってしまった人にオススメの本。

ヤノマミは「アハフーアハフー!」と笑い合い、狩りをして暮らしている。

現代社会の日本に生きる我々が持つ悩みというのは彼らには存在しない。

そこにはルールもなければ法律もない。

彼らは食べて、寝て、情を交わし、子を育て、死ぬ、という、ごくシンプルな生活を過ごしている。

「彼らは森で産まれ、森を食べ、森に食べられる。生も死も円環となって何度も繰り返し、その中に『ただあること』を受け入れている。」

しかし彼らも我々と同じ人間。

父親が獲物を獲ってきてそれを村に持ち帰り、「あとは勝手に分けなさい」とカッコつけて立ち去る姿が好き。

そしてその獲物に群がって喜ぶ子供たちをハンモックからチラ見して、微笑むヤノマミ族の父親の姿が同じ人間性を感じる

すべての女は美しい

「男を天才にするのは女」…かぎりなくやさしく、危険な写真家アラーキーが、ホンネで語るセンチメンタルで愛情あふれる女性論。

匂い立つような女が美しい女。という表現にすごく惹かれた。

情けなさも、弱さも、気の強さも、ブスも、デブも、

子供も、ギャルも、おばさんも、おばあさんも、

「お前はいい女だよ」と言ってくれているような一冊。

女って、きれいだよ、かわいいよ、と言われ続けることで

本当にいい女になってしまうから不思議な生き物。

どんどん追記します!

まだまだ書き足りないのでどんどん追記します!