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台湾自転車一周旅行 Day6 墾丁(佳楽水)~太麻里~台東

走行データ
墾丁(佳楽水)~旭海温泉~太麻里~(電車)~台東
走行距離:125キロ
走行時間:7時間30分
消費カロリー:4,283キロカロリー
難易度:★★★★★★★★★★★(地獄)

 

Day6

 

ついに恐れていた峠越えが始まります。

佳楽水が居心地良すぎ&波良すぎだったので、もう一泊しようと思っていました。

 

しかし、天気予報を見ると翌日から雨、雨、雨。

「雨の中の峠越えはやめろ。死ぬぞ」と直感がビンビン伝えてきたので、サーフィンは諦めて早朝から出発することにしました。

 

今日のルートはこちら。

チャーロースイから台東までの150キロ。

200甲→200→26号線→旭海温泉→199甲→199→9号線。

Giant店員にやめろと言われたルートで峠を越えてみたいと思います。

サーフィンやってたら元気が戻ってきたので、なんとなく行ける気がしました。

 

朝6時のチャーロースイ。セットが入ってくればいい波割れてました。

奥に見える山は全部昨日走ってきたところ。海の中にマックスやNさんの姿がありました。しかし体力温存のために、海には入らずに手だけふって出発することに。

 

8キロほど走った隣村でセブンイレブンを発見。

「ここでケチったら山で死ぬ」と思い、水を5本購入。かつ丼とカレーを買って食べました。

(実際ケチらなくてよかったです。峠越えきるまでコンビニありませんでした。)

 

店員さんにケチャップもらっていいですか?と尋ねたところ

「ケチャップ???好きなだけ持って行っていいでよ」とのことなので、ケチャップをもらいました。

 

200甲を抜けて200に入ったところの山。埼玉の実家の景色にそっくりです。

 

ここから地獄の峠越えが始まります。

 

峠では少し登ったと思ったら、すぐに下りが始まります。

下りはスピードが出すぎて怖いくらい。安全運転でブレーキを掛けながら進みます。

 

峠をすいすいと登っていく台湾人サイクリスト。慣れてますね。

「加油!」

 

しかしそれにしても峠はきつい。2時間走ってもまだ海沿いに出れません

Googleマップを見て絶望。旭海温泉までまだ23キロもあります。

 

登ったと思ったらまた下り。

他の環島1号線のようにサイクリングロードは設置されていません。

 

ようやく海が見えました。この時点ですでに3時間ほど走っています。

圧倒的に体から塩分が抜けてる感があったのでコンビニでもらったケチャップを飲みます。

1個では足りずに2つ飲みました。

 

旭海村、サーフィンできますねえ。

これ、低気圧決まったらかなりよさそうな地形です。

 

海岸線をひたすら走り抜けます。温泉まであと5キロ。

 

10:01 旭海温泉到着。入場料100元でした。

 

おそらくこの温泉は水着を着用する温泉だったようです

高雄で知り合ったフランス人曰く、

「台湾でサイクリングした時は温泉に入るといいよ。疲れが一気にもうこんな感じで”ふわーーーーーーー!”っとなくなるんだ。」

 

とのことでしたが、”ふわーーーーーーーーー!”っとなくなることはなく、むしろ体力を消費した感があります。

 

外の温泉はこんな感じ。この時点で「あ、ここ水着で入るとこじゃん」と気づきました。

足湯もあります。

旭海温泉の隣には小さなお店があったので缶コーヒーを買って飲みました。圧倒的に水分・塩分・糖分が体から不足しているのがわかりました。

台湾は自動販売機がないのでかなり助かります。

 

温泉から出た後は、ひたすら199甲を通り山を登ります。

 

牛、牛、牛!

台湾紅燒牛肉麵、滑蛋牛肉、干貝米粉砕牛肉粥!

 

山、山、山!さっき通ってきた199甲はこの山の中にありますw

遭難したら結構熱いですね。ヒッチハイクすればなんとかなるか

お腹の減りはもう限界。この時点で出発から山道を走ること5時間。

かなりバテてます。アップダウンが激しすぎて脚の筋肉もかなり限界。

 

11:40 199甲と199の交差点でカフェを発見しました。

炒麺を注文 60元(220円) かなり助かりました。

 

ここは車城から台東まで抜ける正規の環島1号線のルート上らしく、多くのサイクリストが立ち寄ります。

このカフェを逃したらもう先には観光客向けの店が数個しかありません。

 

なので絶対ここで食べて体力を回復するべきです。

その後も峠は続きます。

ひたすら5キロくらいの登りだったり、5キロくらいの下りだったり

峠はまだ抜けられないです。

朝6時から走ってるんだぞ今日は。

 

12:55 ついに9号線に合流。環島1号線のサインが見えます!

 

9号線は山のてっぺんから海まで、一気に下り坂を10キロくらい走ります。

 

14:02 ついに峠を抜けました。セブンイレブンで休憩。

おばちゃんたち「あなたなんでそんなに英語喋れるの?」

僕「I learned from beautiful ladies like you」

おばちゃんたち「HAHAHAHAHAHAHA!!!」

 

しかし問題はこの峠を抜けてからの海沿いルートでした。

本日のゴール、台東は50キロ先との表示。

まだ50キロも走らなきゃいけないのか、とかなり心が折れました。

 

海沿いの道はアップダウンがかなり激しかったです。

ゆるーい登り坂が3キロ続くと思ったら、一気に1キロ下り。

 

またゆるーい登り坂が続き、控えめに言っても試される大地でしたね。

 

 

「あ、もう無理。電車に乗ろう」と決断し20キロ先の太麻里まで走り、台東行のチケットを購入。

(僕が行った時は車城から峠越えの電車は輪行袋がないと乗れません、しかし太麻里まで行けば輪行袋なしで乗れる)

 

18:26のチケットを選択し購入しました。

 

人間と自転車で合計62元(220円)

 

時間が余ったので太麻里で夕食を食べました。

 

ルーローファン40元(150円)

猪足煮50元(180円)

ごちそうさまでした。

 

まだお腹が減っているので、スイーツ屋さんにはしごしました。

豆花30元(110円)

「あなた日本人?あらー!!おとうさーーーーん日本人来たわよーーー!!」

 

お父さんとしばらく雑談をしました。

 

太麻里から台東への電車は自転車専用の車両がありました。

電車快適すぎですよね。

「電車は楽、自転車はきつい。」という当たり前のことが分かった瞬間。

 

本日の宿は台東のEnjoy Sleepです。

チェックインしたらパーティーやってました。

お客さんの一人がワインの勉強から帰国したそうで、大量のワインを奢ってもらいました。

この宿は面白いシステムがあり、何か面白いものを披露すると宿代やビールが無料になったりするそうです。

「ウクレレ持ってないしなー。サーフィンは海が必要だし、柔術見せても微妙だな。。。俺には空手もあるじゃないか!」

 

と気づき、空手の型を披露しようと思いましたが、その時点で疲労も手伝いほぼ泥酔。

酔拳みたいになってしまうので、諦めてみんなでワイワイ話をしたりカードゲームをしながら過ごしました。

 

 

それにしても峠越えが本当にきつい日でした。

人生で一番長い1日に感じましたね。

 

旅行記一覧

Day0 台北、米投温泉、夜市

Day1 台北~新竹

Day2 新竹~台中

Day3 台中~高雄

Day4 高雄ステイ

Day5 高雄~墾丁~佳楽水

Day6 墾丁(佳楽水)~太麻里~台東 ←今ココ

Day7 台東~花蓮

Day8 花蓮~太魯閣峡谷~宜蘭~礁渓温泉

Day9 礁渓温泉~台北

Day10 台北観光~柔術出稽古