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起きるとすでに時計は10時を回っていました。
毎日毎日自転車を漕ぎ続けたおかげで、疲労は限界に達し、もう漕がなくてよいという安心感からものすごく深い眠りについたんだと思います。
9日間自転車を漕ぎ続けたらだいぶ引き締まりました。
今日はMathew Bikeに自転車を返却しに行かなくてはいけないです。
10日間の旅の相棒となった自転車を返すのが名残惜しく、宿を出るまでにグダグダと1時間以上も掛けて出発の準備をしました。
それでもやはり、宿からMathew Bikeに自転車を返しに行く気にはなれませんでした。
ガイドブックを開き、おいしそうな牛肉麺屋さんを発見。
Mathew Bikeと反対方向なので、ちょうど良いかと自転車で向かってみることにしました。
永康牛肉麺。台北で一番おいしいと言われている牛肉麺のお店です。
紅焼牛肉麺 230元（850円)を注文。
スープのコクとバランスが良くおいしいです。お肉もホロホロでした。
昼食後も、台北市内をぶらぶら。自転車を返したくないなあ。
台北、自転車で回るとこんなに小さい都市なんだなあと実感しました。
ついにMathew Bikeまで数キロのところに来てしまいました。
川沿いで休憩を入れました。
休憩を入れていると、新しく環島を始める2人組の外人に会いました。
「3号線に抜けたいんだけどこの道でいいのかな？」
「連れてってあげるよ。一緒に少し走ろうぜ。」
「Now,You are good to go.Just keep following Cycling route No.1. Taiwan will give you a great journey.加油！」(ここまでくれば大丈夫。あとは環島1号線を走っていけばいいだけだよ。台湾が素晴らしい世界を見せてくれるよ。加油！)
彼らを見送り、川沿いで佇むとまた自然と涙が出てきました。
僕も何も分からなかったな。環島1号線をひたすら走り続けたら素晴らしい景色や、人に出会った。
素晴らしい体験をさせてくれた台湾には本当に感謝しかありません。
Mathew Bikeに到着すると、日本の国旗を持って出迎えてくれました。
「ブログに僕たちのことを書いてくれて本当にありがとう」
本当に良い人たちでした。台湾一周をする際はぜひマシューバイクでレンタルがお勧めです。
関連リンク：台湾自転車一周のレンタルバイク屋さん、僕が借りたおすすめはここ。
無事に故障もなく自転車を返却することができました。
こんなに良い機会をくれたマシューバイクには本当に感謝です。
マシューさんから記念に台南のナンバープレートをいただきました。
はるか昔に日本が統治していた時代に作られたナンバープレートだそうです。
ありがとうございます。記念にします！
これで本当に僕の自転車の旅は終わりました。電車で走る台北は自転車とは全く違う見え方がしました。
各々好きな進み方があるんだなと感じました。人生も一緒です。好きなペースでゆっくり行けばいいですね。
人間の運命なんてもうお天道様によって決められている。
それゆえに、どう生きるかは全て自由なんだよ。
さて、やり残したことがもう一つあります。
台湾で柔術の出稽古に行くことです。なので、行ってきました。
Taiwan Brazilian Jiu-jitsu Academy
施設は非常にきれいで、スポーツドリンクやパッチ、柔術着の販売もあります。
ビジター料金は500元(1850円)＋レンタル着が200元（740円）
僕はビギナークラスに参加後、オープンマットで5人とスパーリングをしました。
みんな柔術を楽しんでるのが伝わってきてすごく雰囲気も良かったです。
会員さんもみんなフレンドリーでした。
練習後はスイーツを食べに行きました。
最後の最後まで、人に恵まれた旅でした。
台湾自転車一周旅行を完遂し日本に帰国します。
サイクリング、サーフィン、柔術、ハイキング、世界中からの旅人たちとの出会い、そしてやはり台湾人の優しさに多く触れた最高の旅でした。
これがあるから旅は辞められないよなあ。
旅行記一覧
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